今でも最愛の曲、の話。
※今、一日目の帰り道。震える手でこれを打ってる。
20年恋い焦がれた、最愛の曲を
やっと目の前で聴けた私の気持ちがわかるか。
解散していると聞いて絶望し、ライブDVDの映像に自分はいないんだと号泣し、復活後の25周年では私が行けなかった方の日に演奏されたと知って打ちひしがれた。
不思議なもので、そこまで聴きたくて仕方なかった、何度も繰り返し刻みつけた推し曲が
いざ目の前に展開されると、何が起こったのか全くわからなかった。あんなに何度も聴いたイントロなのに。
あの軽快なピアノの音が『Still』のものだと理解したとき、多分正気じゃなかったと思う。ペンライトどころか手拍子もできなくて、顔ぐしゃぐしゃで、涙は出てくるわ胸は苦しいわ。
あのときHanaさんの手拍子が見えなかったら、大好きな曲を楽しむ余裕なんてなかったと思う。
自分の身体をぎゅっと鷲掴みして聴いた『Still』は、過去のライブやCDだけじゃなく、近年の配信で聴いたそれよりも強く胸を抉ってくるようで、堪えてるのに涙が止まらなかった。
ステージ中を歩いて歌を届けてくれる浅岡さんの表情はとても力強く、小橋さんの音がいつもより全身に響いて。
なによりお二人の顔が一瞬当時に戻ったような気がして。
『Still』って確か、トータル4分くらいの曲だったと思うんだけど、なんとかこの時間が永遠に続きはしないかと、強く思わずにはいられなかった。
今やっと帰り道で冷静になっ……てないけど()
あの時を思い出してる段階だから、やっと言える。
ありがとうございます、大好きな曲を大切に歌ってくれて。
大切に演奏してくれて。
あの曲をこの世に生み出してくれて。
こんなにも幸せで、心揺さぶられる曲に出会えたことが奇跡。
あの日の絶望からFIELD OF VIEWとして復活して、20年越しに目の前で聴けたことが、本当に本当に奇跡。
以前「あの日号泣していた自分が、このライブで救われた」みたいなことを書いたんだけど、今回だけはだめだ。
CDでもPVでも、過去と現在のライブ映像でも、今日を思い出して今日みたいにぼろぼろ泣いてしまう気がする。
この曲、テンポ速いし高音が続くしで、体調によっては女の私でも歌うのしんどいときあるのに、
変わらないキーのまま、何処も欠けることなく歌い上げた、今日の浅岡さんに心から有難うと伝えたい。
あの頃から変わらない姿勢で、同じテンポのとり方でドラムを叩いていた、今日の小橋さんに深く感謝したい。
今日が私にとっての最愛の曲、『Still』の完全版。
もう絶対忘れない。