まよわず応援していこうと思った話。
ライブの日の前日にマンボウちゃんが出るっていう、ある意味持ってる浅岡さんのソロライブ。
昨年一部しか行けなかった雪辱を晴らすように、今回は両方突撃してまいりました。
スティング宮本さんのCDを含むグッズでぱんぱんになったエコバッグを抱えて、心はほくほくしながら寒い電車のホームでこれを打っています。
もし今後、誰かに浅岡さんをおすすめしたいと思ったとき、今回のライブを是非見て！！！！！と教えたくなるような、そんなライブだった。
ソロでは久しぶりのフルバンドメンバーで紡がれる楽曲は、これまで数々のライブを彩ってきた、ライブのスタメンとでも言おうか…そういった曲をもりもりやりつつ、スティング宮本さんの曲やユヤバビの曲もあって、自身の曲以外にもこんなことやってますって、わかりやすく全部盛りで。
浅岡さんの楽曲の魅力、歌唱の魅力を余すことなく満遍なく感じることができるというか。
みんなで歌う曲もタオルを回す曲も指差しする曲もみんな聴けたし、かと思えば『エランダノハダレダイ』のようなダークな部分も覗かせたり。
今回のセトリはすごかった。全部見どころの欲張りハッピーセット。だからこそ、知らない人にも見てほしい聴いてほしい。
シーリングライトがなければ顔が暗くなっちゃうような位置まで、前傾姿勢で歌う姿を、その音楽を伝えようとする真っ直ぐな姿勢を。
誰かに教えずにはいられない。
すごいなあ、これこそ集大成か。次回どうなっちゃうんだ。
はい、ここから熱量変わりますよ。
あーーーーーーーーー『Still Alive』ーーーーーーーーーーーーーー！！
去年のバースデーも序盤でやってぶち抜かれた曲で、私にとっては珍しく歌詞から好きになったこの曲よ。
好きです、ほんっっっっとに好きなんです。「君を食べてしまいたい」で心臓ぎゅっっってされる。ライブで聴くとリアルに心拍数が上がる。上がった。
改めてこう、浅岡さんの表現力の凄さというか……すごいお人やなあ…って。Aメロのひとりごとみたいに心情を吐露するところから、どんどん高まっていってサビの綺麗なハモリに入っていくまで、
好きって感情の揺れ動きとか激しさとか、全部表情や姿勢、突き刺さる高音にのってびゅんびゅん飛んできて、ほんと、ほんとうに好き。すごく好きな曲。今回聴けてすごく嬉しい。
ライブがきっかけで好きになった曲なので、こうしてまたライブで聴けると、初回とはまた違った好きな部分が顔を出すんですね。今回は歌詞とリンクする、浅岡さんの全身を使った表現がとても、とてもよくて。
すきだー…すきなんです。すきですー…
駄目だ、語彙力溶けてる。
そんな甘めの曲があるかと思えばこの、もう……『Forget-Me-Not』が本当に罪深い……。
50thバースデーの映像で見たときから「これはライブで聞いたらやばいぞ…？」って思ってたのが本当にきたので、その衝撃たるやすごかった。『Still Alive』が「脳が溶けるような魅力」を持ってるとしたら、こっちは銃で撃ち抜かれるような曲。
かあっっっっ……………こいいいいいい……格好いいの権化……。スピーカーの目の前に立ってたのもあって、音楽に直接身体を震わせられるような感覚があった。気圧されるほどの迫力にビリビリくる。そこからの最推し曲『missing piece』の流れにくらくらしてしまう。
今改めて思うと、これ『ミライノツクリカタ』の曲順そのままなんですね。こういう、ファンが気づいたらニヤリとしてしまうような部分もしっかり仕込んであって、ほんとすごい構成力だと思う。
新曲『マヨワズユコウヨ マヨイナガラ』、完成後 私達が最初に聴いたんだなぁ。浅岡さんのお誕生日なのに、こんなに幸せをたくさん頂いていいんだろうか。
止まることなく一歩ずつ進んでいこうとする姿勢が、そのまま１音１音に乗っているような気がした。浅岡さん自身の決意でもあり、聴いてる私達へのエールでもあるような感じがしたな。
今年中にアルバムを出すってことだったので、これも収録されるのかしら。歌詞の言葉一つずつをしっかり噛み締めて聴きたいと思った。
今回はそんな新曲もあり、『Million Miles Away』や『音楽は止まない』もありで、ラストの『アナタトミライヲ』を聴きながら「あれ、今回２部構成だよね……？」と、ここで終わるんじゃないかって思うぐらい濃密な時間だった。
先日は九州で地震があったり、コロちゃんがまた息を吹き返したりと、明日がどうなるかわからない毎日だけど
誠実に前へ前へと音楽を届けようとする浅岡さんの、53歳になっても変わらないその姿勢がすごく有り難いと思う。元気になれる。
さて、続いて第2部ですが。
ゆるい感じって仰ってたけど、ゆるいのは格好と合間のお話だけで、歌唱力や声量は全然ゆるくないんですけど……？
なんですかそのどこまでも伸びていきそうな高音。
変な曲って仰ってたけど、そういう曲大好きですよ。一部が謂わば浅岡さん入門編とするなら、二部はその好きになった人をより深いとこにはめていくような曲たちだった気がする。
曲もだけど、ステージにいる人たち同士の距離がすごく近い感じで和気藹々としていて、FOVのときの話も聞けて。音楽をやってる人たちで楽しそうに遊んでいるのを覗き見しているような感覚だった。
『Tiny Love』すごく好きなんですよねー…浅岡さんの高音も低音も味わえるすごく贅沢な曲だと思う。
ノリノリで手拍子できて、あの空間が一体化したのは楽しかったなあ。
音源ではいろんな音がして面白い曲だなと思っていたので、アコースティックだとああいうふうになるんだ…自然と身体が揺れて手拍子打ちたくなる。素敵。すき。
終始色んな所に笑顔でトークしたり、のびのび楽しそうに歌ってるのを見てるとこっちが幸せになっちゃう。あれ、いいのかな…浅岡さんのお祝いなんだけど…。
ある意味浅岡さんの挑戦でもあった『アシタカラホンキヲダスンダ』、あれずっと聞いていたくなりませんでした？私はなりました。
照明のために後光が射してるように見えるお姿は、アコギをじゃかじゃかしながらも真っ直ぐに凛々しく立つ姿勢は、
ゆるい2部なんて嘘のように格好良くて、素敵で、これからもたくさん曲を聴かせていただきたい…ずっとついていきたいと思った。
サビになると入るイマジュンさんとバビさん、斎藤さんのサポートも絶妙……！高まっていた気分を、自然にさらっと更に高めてくれるようで。「空気読みます」ってこういうことですか…？すごいな…。
これで終わりなんだと、急に寂しくなってしまった。今日はあっちこっちに感情を振り回されて、すごく忙しいな。
改めて、こうしてお誕生日をお祝いできるライブに行けること、好きな人がずっと変わらぬ姿勢で歌ってることに幸せを感じた。
おめでとうをたくさん伝えたかったはずなのだけど、こちらがいっぱい元気と幸せを貰ってしまったライブだったと思う。
照明から外れてしまうほど、音楽に乗せた思いを伝えてくれる浅岡さんに、おめでとうございますを改めて届けられたら嬉しいな。
浅岡雄也さん。53歳、素数のお誕生日おめでとうございます。
これからもずっとだいすきな貴方へ。
自撮りは反転するんだよなあ…と思いながら描いたので、バランスがとても難しかった…。
どうかお祝いの気持ちが届きますよう。