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もう一度好きだと思った話。

※この記事は12/19に書かれたものです。

※FIELD OF VIEW Christmas nightのネタバレを含みます。


家を出て電車を待っている間、こんな感じで↑もう絶望で真っ黒だった。

でも悪い事のあとにはいいことがあるものでして。

浅岡さんのiPadが見えるくらいの近さ。目薬のメーカーがわかるくらいの近さ。なん、てこった……私はしぬのか……

衝撃が強すぎて昨日のような感想は書けないかもしれない。でも書く。この記憶を少しでも多く残しておきたいから。


FIELD OF VIEW Christmas night2日目、その最後の公演に行ってきました。

正直周り見る余裕なかった。浅岡さんに釘付けで。

でも『12月の魔法』のときのシンバルがすごくて。ドラムって低音でずんずん響くのが気持ちいい楽器だと思っていたから、間奏で響くシンバルの音に衝撃を受けて、あそこはついドラムに目が行ってしまった。
かっっっっっこよ。小橋さんかっっっっっっっこよ。
あのしゃらしゃらした音が今も耳に残る。


FIELD OF VIEW名義での初のカバー曲、本当に最高のクリスマスプレゼントでした。
ファルセットを使わないサビのあの高音、浅岡さんの声で聴く『白い恋人達』はとてもガツンと入ってきて。

毎年町中やテレビラジオでかかる、飽きるほど聞いてるクリスマスソングも、FIELD OF VIEWの演奏で聴くと新鮮で心地良い。


近いからこそ表現するための表情がよくわかるので、曲によって…いやむしろ曲の中でも、色んなキャラクターを使い分けているように思えて、
そのころころ変わる表現力にすっかり惑わされるというか、弄ばれるというか。

『君がいないだけ』のときの変貌はすごかった。ただそれよりも転がされた曲があってですね。


私は『Dreams』のとき、もう一度浅岡さんに恋をしたような気がした。

……ものすごく恥ずかしいこと言ってる自覚はある。でもあの感覚はそうとしか表現できない私の語彙力では。

あの優しいゆったりした曲の持つ世界にどんどん引き込まれていったんだけど、
なんというか…目線がきらっとする瞬間があって

「きゅん」なんて優しいもんじゃない。「……ッギュンッッッッ!!!!!!」って音がするくらい心臓が跳ねるのを感じた。

この曲で、私はもう一度、再度、浅岡さんをすきになりました。

曲によって表情を変えるところが、じっくりずぶずぶ歌の世界に浸らせてくれる力が、心を掴まれるその目線が。

す、すきです……っっっっ

アレンジの素敵さも新たな大人の一面への驚きも確かにあったはずなのに、なんか難しいことはみんな何処かに行って、ただただ曲に聴き入るだけだった。

今までたくさんの曲を、あれがどうとかこれがどうとか考えながら聴いていたのが全部忘れ去られたような…まっさらな状態で初めて聴いて、理屈ではなく「この曲好きだな」って思った瞬間が再来したような感じがする。

何度も聴いたし、全部知ってる曲だし…何なら昨日も同じアレンジで聞いた曲もあるわけだし。それなのに何故か、初めて出会ったみたいな強烈な印象の残り方をしている。


だからこそ、『そばにいたかった~STAND ALONE〜』のラストが、昨日よりもずっと強く染み付いて、嬉しくて、何より終わってしまうことが苦しかったなあ。

本当に、「出会えてよかった」。今も泣きそうなくらい強くそう思う。

そしてそれ以上に、「また会いたい」と思うのです。


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心臓ばくばくさせながら描いた。





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