あなたが稼げるネットビジネス・副業とは?(初心者にもおすすめ)|外資コンサルが提案
世の中のネットビジネス・副業系の記事では、ランキング形式や稼げる/稼げないだけを示した内容の記事が多くあります。しかし、皆が皆同じネットビジネスを始めれば、同じように収益化できる訳ではありません。本記事では、どのネットビジネスがあなたに最適かを、収益化の構造から探っています。
1.はじめに
ネットビジネスはいうまでもなく、近年市場が拡大しており、かつ在宅・副業解禁などにより誰もが始めやすくなっています。老後3000万貯めなければいけないのにもかかわらず、日本の年功序列社会では多くの場合若者の給料は低いです。(下の記事でも触れています)
そんな中、いつでもどこでも、オンライン・リモートでお金を稼ぐことができるという「ネットビジネス」は今の時代誰しも一度は興味を持ったことがあるでしょう。
この記事では、ネットビジネスとはどのようなものがあるか(2.ネットビジネスの種類)、それぞれのネットビジネスのビジネスモデルはどのようなものか(3.ビジネスモデル)、それぞれのネットビジネスで収益を上げるためのポイント(4.収益化ポイント)という順で、実際に我々が検討・議論した内容も含めながら説明していこうと思っています。
2.ネットビジネスの種類
よく耳にする・トライしてみようと思ったネットビジネスを順番に紹介していきます。
2.1.ブログ
昔からあるものとして、ブログがあります。主婦が料理ブログを書いたり、旅行好きが旅行ブログを書いたり、テーマは多岐にわたります。
ブログ記事に掲載されているアフェリエイト広告を一般ユーザーに見てもらうことで、アフィリエイトサービス会社から成果報酬を貰うというのが特徴です。アメブロなどは有名です。
2.2.メールマガジン
メルマガと略されて耳にしますね。メールマガジンは、ユーザーに無料購読登録してもらうことで、毎月ユーザーにメールを届けるサービスです。
購読自体は無料で商品やサービスを紹介するものもあれば、購読自体を有料とするものもあります。知名度が高いメルマガシステムを下に貼っておきます。
2.3.Youtube
子供から大人まで娯楽の選択肢の定番となっており、もはや副業というより本業にする人がどんどん増えているYoutubeもネットビジネスの代表格ですね。稼いでいる人だと、月収にして数千万円~数億円だったり、夢のある稼ぎ方ですね。
ビジネスモデルはブログと似ていますが、特徴として企業から依頼を受けて商品やサービスの宣伝/紹介をする「企業案件」があります。稼いでいるYoutuberはこの企業案件が大きな割合を占めていたります。
2.4.Instagram
いわゆるインフルエンサーという方の主戦場ですね。Youtubeとは異なり、主に静止画像での商品・サービス紹介である印象です。またインフルエンサーをやっているのは、芸能人とは言わないまでも、数万~数十万フォロワーと多くのファンがいる方が多いです。
2.5.オンラインサロン
オンラインサロン、何だそれは。「サロン」てワード、ちょっと怪しいよななんて思う方もいるのではないかと思います。幻冬舎編集者の箕輪さん(下記リンク)やお笑いコンビキングコングの西野さんなどのオンラインサロンは有名ですよね。
サービスの種類は様々で、会員のみが知れる情報を提供したり、会員の意見を交えてオンラインサロンオーナーと一緒にものづくりをするといったものもあります。会員になる際に月額料金を支払うのが一般的です。
2.6.note
読者でこれを知らない方はいらっしゃいませんね。ブログと同じように自分の知識や経験、考えなどを自分の言葉で書いて読んでもらうというものです。
みなさんご存じかと思いますが、noteはブログと違い記事を有料にすることで収益を得ることができます。読みたいと思った記事が有料であれば、読者はお金を払って初めて読むことが可能になります。
(筆者の数か月前に書いた無料記事を貼っておきます。)
2.6.その他
上記の6つ以外にも、ネットビジネスと呼べるものはいくつか存在しますし、それらで稼いでいる方もいらっしゃります。
先に述べた通り、この記事ではすべてを網羅するのではなく、「気軽に始められる」「筆者自身もやってみようと思ったことがある」などの観点からいくつかピックアップしたものとなっております。
そのため、上記6つ以外のネットビジネスしか興味ないということであれば、これ以降はあまり参考になりません。
逆に、上記6つにトライしてみようとお考えの方は、是非本記事を読み進めていただければと思います。
3.ビジネスモデル
この記事の真の価値は、ネットビジネスでどうすれば稼げるのか、を論理的・構造的に解説することにあります。しかし、どう稼ぐかを考える上では、ビジネスモデルをきちんと理解することが重要となってきますので、まずはどのような種類のビジネスモデルがあるか、見ていきましょう。
3.1.シンプル物販モデル
最もシンプルなモデルです。コンテンツを作り、それを消費する人から対価としてお金をもらいます。コンテンツを売るたびにそのまま収入が入るという分かりやすい仕組みですね。
Noteでのビジネスがこれに当てはまります。
3.2.継続モデル
3.1と、基本的な構造は同じく、コンテンツを売ることで対価をもらいます。ただし、一度購入した人に対して継続的に課金をしてもらうというモデルです。時間が経てば立つほど収入を得ることができます。
オンラインサロン、メールマガジンはこちらに当てはまります。
3.3.広告モデル
ご存知の方も多いですが、動画サイト、SNSなどの「プラットフォーム」になるサイト上に広告を載せ、クリック数やPV(=Page View、ページ閲覧数)によって報酬をもらう形です。上の2つとは違い、お金やモノの流れが複雑ですね。
ブログ、Instagram、Youtubeなどはこの広告モデルに当てはまります。
3.4.案件モデル
最後に、少し特殊なモデルです。上の広告モデルを擁するプラットフォームでは、時として企業から直接商品やサービスの宣伝をしてもらうよう依頼がくる場合があります。(いわゆる、「案件」)これは、企業に予め決められた額をもらい自身のコンテンツ上で宣伝を行う形です。
Instagram、Youtubeはこのビジネスモデルも取りうるでしょう。
4.収益化ポイント
いくつかのビジネスモデルについてご紹介しました。このビジネスモデルを紹介した背景には、ビジネスモデルの種類によって、コンテンツ作成者・販売者が収益化する為に注力すべき点が異なっていることがあります。
この章では、各々のビジネスモデルについての収益化ポイントについて、紹介していきます。
4.1.シンプル物販モデル
シンプル物販モデルは、コンテンツの対価としてユーザーからお金をもらう仕組みです。
後述する広告モデルなどと異なり、ユーザー自身がお金を払うアクションを起こして初めてコンテンツ販売者の売り上げが立つため、インプレッションに比べ、アクション(ユーザーの購入)が鍵となります。
このシンプル物販モデルは、本記事ではnoteのみを対象としているため、noteを例として収益化するポイントを説明します。
インプレッションを増やす
もちろんアクションを行ってもらう依然としてインプレッションを増やさなければ、いくら良質なものでも購入される機会は減ってしまうため、重要な過程であることに変わりありません。
インプレッションを増やす方向性を3つ紹介します。
1つ目は、該当するカテゴリのコンテンツを探しているユーザーがアクセスしやすくすることです。端的に言えば、検索ヒット数を高くすることです。
noteの記事を検索で見つけてもらうためには、記事のタイトルや冒頭の文章を、なるべく検索してもらえるワードで構成することが大事です。
2つ目は、SNSの活用により、検索せずともユーザーが目にする機会を増やすことです。
noteでは、特にTwitterを利用した集客がとても多くなっており、筆者もTwitterのアカウントを利用して宣伝しています。
Twitterを最大限に活用する手法については、別記事で紹介しています
3つ目は、購入してほしいコンテンツ以外に、ユーザーがアクセスする機会を増やすために記事のラインナップをリッチにすることです。
当然、1つの記事を検索で探してもらうことには限界があります。(文字数も限られ、検索してもらうことだけに注力したタイトルや文章は、伝えたい内容を反映していないものになる可能性があります。)
そのため、他の記事で機会損失を防ぎ、流入によるアクセスを狙うのです。
アクションを増やす
先述したとおり、アクションは極めて重要なプロセスです。
アクション数を増やすための方向性を2つ紹介します。
1つ目は、無料閲覧可能範囲でユーザーの興味を駆り立てることです。異なる5つの内容のうち1つを丸々読んでもらい、他の4つも読んでみたいと思わせるなどや、または全体で1つの内容となっており、その途中までを読んでもらい、続きも読みたいと思ってもらうなどがあります。
2つ目は、他記事によりnote筆者のコンテンツの優良さを認知してもらうことです。当然有料記事の無料範囲で示すのには、限界があります。そこで、良質な無料記事を複数持っておくことで、この筆者は優良だともっと質の高い記事なはずであるから、是非購入してもらおうと思ってもらうことができます。
4.2.継続モデル
継続モデルは、シンプル物販モデルとほとんど同じですが、単発ではなく継続的にユーザーが課金する点が違います。
オンラインサロンやメールマガジンを例としてあげていますので、そちらについて解説していきます。
インプレッションを増やす
インプレッションを増やすことについては、シンプル物販モデルと同様で、検索してもらうことや、コンテンツを多く検索してもらうこと、SNSなどによりアクセスしてもらうチャネルを増やすことが挙げられます。
ただし、他のコンテンツからの流入という観点ではnote(シンプル物販モデル)とは異なります。オンラインサロンやメールマガジンを想像してもらうっても分かる通り、異なる種類のオンラインサロンやメールマガジンを個人が持つことは、筆者が継続的に課金するという観点から考えにくいです。
アクションを増やす
シンプル物販モデルと異なる点は、ユーザーはコンテンツの未来の価値に期待してアクションを起こすということです。
アクションを増やす方向性として、2つご紹介します。
1つ目は、ユーザー自身の認知度・ブランドを高めることです。実際にオンラインサロンやメールマガジンをやっている方々を見ても分かる通り、著名な方々がほとんどを占めています。最も大きな理由は、認知度やブランド性が高い方が気にかけている最新のトピックや考えに触れたいと思うのだと思います。
2つ目は、更新頻度です。継続モデルでは、未来のコンテンツに価値を期待され、購入されます。未来にどの程度のボリューム・内容が発信されていくのか、を購入する側は期待します。そのため、信頼獲得のための定期的な更新・新しい情報の発信は、極めて重要な要素と言えるでしょう。
4.3.広告モデル
広告モデルのビジネスは、前述の通りコンテンツの閲覧数またはクリック数、購入数を対価としてお金をもらうという仕組みです。単価は一般的に他のモデルと比べ低いため、「薄利多売」のような戦略によりがちです。数が多くならなければ収益は雀の涙でしょう。
【閲覧数】
広告のついたページが表示された回数。PV(Page View)数ともいう。
【クリック数】
ページの広告がクリックされた数。
【購入数】
ページの広告から商品またはサービスのページに飛び、購入に至った数。
そのため、これらの指標を上げることがより高い収益に繋がります。よって、一般的にこのビジネスモデルできることとしては、以下のようなものが考えられるでしょう。
閲覧数を増やす
・検索キーワードを工夫する
ページに誘導しやすいキーワードを多く含めるという方法です。流行の話題や、インパクトの強いワードを載せることで、ページ内や検索エンジンからの流入を増やすのです。ただし、何のキーワードがユーザの目に留まるかは完璧な予測ができないため、運による部分もあります。
・SNSなどでの宣伝
これも王道の方法です。Twitter、FacebookなどのSNSでページの宣伝をし、閲覧数を稼ぐ方法です。そもそものSNSでのプレゼンスが鍵になるため、ゼロベースの人には難しいといえるでしょう。
・広告を出す
逆に、自分のページの広告を他のサイトなどに出すという方法です。そもそもお金がかかるので、釣り合う閲覧数増加などがある場合でないと逆効果です。
クリック数を増やす
・興味を引くような広告をつける
広告を見ても、クリックとは別の話です。クリックには、「押したいと思って意図的にクリックする」のと「故意ではなくクリックしてしまった」の2種類があります。前者を増やす1つとして、そもそもユーザーが押してくなるような広告を出す、というものがあります。
・関連性のあるページの内容にする
広告自体を興味深いものにするのは当然ですが、ページにくる層と広告を合わせるのも大切です。その意味で、ページの内容はできるだけ広告に関連があると良いでしょう。例えば、海外ホテル予約の広告を出すのであれば、旅行ブログのようなページが良いでしょう。
購入数を増やす
・魅力的な商品にする
当然のことですが、商品自体を魅力的にすれば購買率は上がるでしょう。消費者が買ってくれるようなものをしっかり選ぶことが大切です。
・商品について触れるページにする
上の「広告をクリックさせる」で書いたものと似ていますが、広告で紹介するものをページ上で宣伝することで購買率を上げることができるかもしれません。ただし。露骨な宣伝は逆に嫌がられる可能性もあります。
どうでしょう。一般的な手法を紹介していきました。上で紹介したようなものは、広告モデルであれば全てに適用可能なものですが、中にはプラットフォーム固有の施策も存在しています。例えば以下のようなものが挙げられるでしょう。あくまでも一例です。
ブログの場合
・広告の表示位置、個数
ブログの場合は、広告の位置や個数が自分で調整できます。上の目立つ部分に広告を配置したり、1ページ内に複数の広告を配置して閲覧数、クリックしてくれる確率を上げます。
・コミュニティ、相互リンク
ブログ間の繋がりを使う方法です。閲覧数が少ない初期では、検索エンジンで上位に行くためにも、まずはプラットフォーム内から閲覧してもらうのです。相互的にリンクを掲載したり、グループなどに入るのが良いでしょう。
Instagramの場合
・興味を引く写真
当たり前かもしれませんが、面白い写真を載せることが、インスタグラムでは効果的です。逆にいえば、気を引けるような写真を頻繁に投稿できなければあまり意味がありません。
・他SNSとの連携
Twitterなどの他SNSと連携し、シナジーを生むことができます。同じ投稿でも、片方では流行らず、もう片方ではバズる、ということもあるかもしれません。
・ハッシュタグの活用
バズるようなハッシュタグを載せてより多くの人に見てもらうようにするというものです。その時はやっている話題や、たくさんの人が関心のあるものがベターです。
Youtubeの場合
・サムネイル
思わず動画を開きたくなるようなサムネイルを作成し、閲覧数をできる限り伸ばします。
・動画を見続けさせる工夫
結論を最後に持ってくるなど、最後まで動画を見させるようにすることです。Youtubeでは1つの動画に複数の広告を挿入できますが、あまりに頻繁な広告は逆効果です。広告同士の間隔を適度に開けつつ全広告を見てもらうには、最後まで見続けさせる工夫が必要です。
プラットフォームによって閲覧数の稼ぎやすさなどは異なりますが、いずれにせよ単価が低いため相当の数がないとまともな収益化ができないことに変わりはありません。すでに名前が売れている人などには有利ですが、ゼロベースだとかなりハードルは高いです。
4.4 案件モデル
案件モデルにおいては、発信者は企業より「コンテンツにて、製品・サービスを広告してもらう依頼(=案件)」を頂くことでマネタイズをします。この時、企業は発信者の「影響力」を借りることで顧客にリーチし、商品の知名度や売上を向上することを狙っています。企業の観点から見るとマーケティングの一環であり、所謂マイクロマーケティングというものです。
つまり、企業は製品・サービスの知名度や売上向上に繋がる発信者の「影響力」に金銭的対価を支払っています。
では、「影響力」とは何かを整理してみましょう。「影響力」が何か分かれば戦略的にどのドライバに対してどのようなアクションを取るべきかが見えてきます。
【影響力】
定量的なもの:フォロワー数(サブスクライブ数)、インプレッション数(視聴回数)など
定性的なもの:好感度、知名度、カリスマ性など
YoutubeにおいてもInstagramにおいても、「地道にフォロワー数やサブスクライブ数、インプレッション数や視聴回数などを増やすこと」、「好感度、知名度やカリスマ性を獲得するためにエッジの立ったコンテンツを作ること」などが目指すべき方向性となります。
案件モデルは、即日でできるビジネスモデルではなく、発信者としての実力がついて始めて可能になります。まずは日ごろのコンテンツ作りでインプレッション数やフォロワー数を獲得していくアクションを取っていきましょう。
5.おまけ(筆者の選択)
筆者は、元々は運用していくのが楽しそうなどという観点から、YouTube・オンラインサロンなどを始めることを考えいました。しかし知名度がない我々としては、最適な選択肢ではない。
その為、知名度に依存しない、コンテンツの内容がキーであるnoteを選択しました。また、このnoteは薄利多売である必要がない(1記事あたりの単価を高く設定できる)為、収益化に繋げやすいという観点からも最適だと考えました。
このように、この記事を読んでネットビジネスを始めたいと考えている読者の方は、ビジネスモデルを理解し、収益化ポイントを意識することが大変重要と思っています。
ぜひ、この記事を参考に、読者自身に合う(=収益化がしやすい)ビジネスモデルを選択していただければと思います。