名CM考Ⅱ 第四五回 1988年 長谷川工務店企業CM

で、2011年から一旦時を戻しましょう。1988年。実は何気なくこんなCMが流れていたのです。まるで建築学の講義です。


私ねぇ、やっぱCMも番組も視聴者の学力に比例すると思うんですよ。これってもうインテリ向けのCMなんですよ。都市開発の基本はこうなってますよと言ってるので。

しかも

人間の夢は、きりが無いから面白い

なんてCMで言える企業、今どれだけあるんですかね。これ4大ゼネコンじゃなくて準大手のゼネコンですからね。

長谷工はその後バブル崩壊後に経営危機になりました。それでも生き残ってたしかにマンションをあちこちで作った技術はたしかに生き残っていて大規模改修工事でその技術が活かされることになるのです。確かにこのCMが言う「躍動感あふれる大規模建築物」の夢は長谷工にとって消えたかもしれないが「マンションの事なら長谷工」と言えるぐらいにまでは回復したのです。

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