いつまで日本は「文学部地理学科」という変な置き方をするのか?

明治のお偉いさんが人文学部(ヒューマニティー・サイエンス)とするべきところを「文学部」としたせいでお前役にも立たない文学なんか勉強してるのって男臭い地理学科の学生って言われちゃうんですよ。
いい加減に止めてくれませんかね。

地理学には自然地理学と人文地理学の2種類あります。

しかし人文地理もGPSの発達やネットの発達で気候・食文化・風習等も全部「地理情報」という情報学の分野に移行したはずなんです。そもそも人流データってなんだよ? 「食べログ」って何よ?
でしょ? あろうことかGPSカーナビって日本人の発明品ですよ?自分で発明した製品の意味が分かって無かったのです。この国は。たしかに明治時代の人文地理学は文化人類学に近いんですけどそんなものはITの力で全くの別の学問に化けてしまったんだよ。ここでも日本経済の敗北が分かるんだね。「ITとは何か」という意味すらも分かって無かった。気が付けばグーグルマップに全滅させられていた。それが我が国の人文地理学の現実なんだよ。ITを「イット」(なんかわからないけど、それ)だとでも思ってたんでしょうね。

つまり人文地理学はGPSカーナビの登場を持って人文学に所属する意味を失い、ただのデータサイエンスになったというわけ。でもIT革命からもう30年も経つのに一向に日本は学問カテゴリーエラーを治す気配すらないわけ。

万死に値します。

唯一地理学の名門、立正だけ文理融合型地理学として「地球環境学部地理学科」になりました。ここでは気象学などの自然地理学科もあります。

地球環境学という置き方が出来なければ素直に「情報学部地理情報学科」にするべきなんだ。今時測量機器もデジタルなんだし。地理学科は測量士課程持ってるしなんだったったら測量士課程の科目でGPSの使い方だって学ぶんだよ。が、いまだに地理学科の主力就職先は旅行代理店とか住宅地図とかアナログな分野ばかりなのね。

住宅地図って本当に紙に書いてデータを更新するわけ。いつまでこんな非生産な事してるんですかね。それが日本のアナログ地理学の限界なんだよ。どこの企業とは名指しで言えないけどね。
それ、ミリ波で一発測定出来ないんですかね? グーグルカーのように。

いい加減に情報学部地理情報学科にしろ


次回:「文学部心理学科が人文なわけねえだろ」
こうご期待(公認心理師は医療専門職です)

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