高級食料品のCMが流れなくなったら、その国は「終了」
そこまで行くともう内戦、戦争、財政破綻、社会的破綻、スタグフレーションのどれかに遭っているからです。
1989年 ネッスル日本(現・ネスレ日本) ネスカフェ・プレジデント
つまり「たまの贅沢」すらも出来なくなったという事ですね。
「ネスレ」ってもちろん世界最大の食品メーカーで日本でもおなじみです。もちろん「終売」したわけじゃありません。もちろん売ってます。じゃあこの商品のCMって流れてます?ちなみに「プレジデント」の名前の通り社長とか議長とか主席という意味です。単なる「~プレミアム」ですらないのです。もっと品のある意味です。1瓶1900円+税ぐらいですからね。ネスカフェ・ゴールドブレンドが850円+税ぐらいです。だから「倍」するのです。~プレミアムに相当するのはネスカフェ・エクセラです。通常品は「ネスカフェ クラシックブレンド」(つまり昔ながらの味と言う意味)です。まあ、ね。「ゴールド」というからには多少格は高いし「違いが分かる人の~」で日本人でもおなじみのCMです。でも本当に違いが分かる人はネスカフェ・ゴールドブレンドなんて手を出さないんですよ。本当に違いが分かる人はプレジデントを手に取るのです。そしてネスカフェ・プレジデントの商品レベルになるとCM等では絶対にお笑い芸人なんて出しません。品が問われるから。
ね? だめでしょ? この国。社長用とかのコーヒーって何を入れてるのですかね。ネスカフェ・プレジデントはちなみに2015年に終売するほどでした。世界的企業「ネスレ」から「この国は貧乏すぎる」として斬られたのです。2016年に販売再開するのですが。
ネスカフェ・プレジデントってコーヒーはちなみに20世紀の英国貴族の象徴です(1983年版は本物の英国貴族が出演)。