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兵庫県はこの3年間でどんな行政政策を失ってしまったか

それではここで兵庫県がここ3年の間に行政として何を失ってしまったのか検証します。なお政令市の神戸市は「県」並みの権限があるので神戸市は除外します。

1:山陰本線の存続

これ最悪ですからね。実はJR西日本から「城崎温泉駅より先の非電化区間について廃止していいか?」と聞かれている状態なのにカニをおねだりしていたのですから。特に高校生の通学手段と高齢者の通院確保についてどのようにお考えになっているのでしょうか?

2:中国山地の自治体が存続不能

もう高齢化率が40%超、下手すると50%超です。ワーストは佐用町ですがここは「スプリング8」があるからいいでしょう。でもそれ以外の中国山地の自治体の存続は出来るのでしょうか。宍粟市とか。実名上げて申し訳ありませんが。宍粟市ってまだどうにかなるんですよ。ミズノの工場があるのです。だとすると特に野球用品の海外輸出になんで力を入れないのでしょうね。たったそれだけで宍粟市って復活するのです。ですがやったことはただのおねだりです。加西市のコーヒーメーカーもしかりです。

3:産業構造がオワコン

非常に厳しいことを言いますが兵庫県はまるで北九州市のようなオワコンの構造をしています。要は重厚長大産業にあまりにも偏ってるのです。特に製鋼と化学。なので産業問題も基本北九州と同様の問題を抱え結局何も解決できなかったというどうしようもない状態になってます。

兵庫県本社 売上高ランキング
1位 神戸製鋼
2位 川崎重工業
3位 加藤産業 ※酒類卸企業
4位 住友ゴム工業(ダンロップ)
5位 川崎汽船
6位 兼松
7位 関西ペイント
8位 アシックス
9位 TOYO TIRE(旧東洋ゴム工業)
10位 エスフーズ

その他注目点
14位 P&G日本支社
これ見て絶望しない方がおかしいですよ。何も、どこにも21世紀型産業が無いのです。

4:物流がオワコン

これは震災という物が絡んでくるのでどうしようもないのですがかつて世界有数の神戸港が世界20位以下に転落して久しいです。もっとも東京・横浜港も辛うじて20位に居るので日本自体がオワコンなのかもしれませんが。上位にいるのは米国の都市と中国の都市や韓国ばかり。

5:小売がオワコン

信じられません。なんと94年がピークです。ダイエーってもんを失った事実は相当にデカイですね。つまり購買力もねえ、と言う意味です。じゃあサービス業の就業人口が増えてるじゃないですか。でもね「介護」が増えてもGDPに1円の価値ももたらさないんですよ。貧乏人から介護保険を巻き上げて最低時給に等しい額でヘルパーをこき使っても何の富も生み出しません。

6:所得がオワコン

兵庫と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?芦屋とか本当に兵庫の一部ですからね。いや都市部でも尼崎という部分が所得低いんですよ。ここで絶対に見てはいけないのが転職サイトの県別所得平均です。これだと高齢者の貧困を隠してしまうのです。そうなんですよ。兵庫って大部分が過疎地なんです。よって群馬や広島はおろか山口よりも低いのです。

じゃあ可処分所得はどうでしょう? 1位富山県です。持ち家率日本1位です。リッチですねえ。真のリッチは東京都民じゃないんですよ。兵庫は26位ですよ。そりゃね沖縄、大分、青森、宮崎よりはましですよ。でも兵庫って政令市持ってるんですよ?それでこの順位ですからね。

結論:兵庫県は、オワコン



『ボクは知事なんだぞ。知事の言うことが聞けないのか』


こんな知事を入れる隙間のない政策案、私にあります。


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