バングラデシュ、革命成就
こんなビッグニュースを素通りする日本のマスコミって異常です。何がふわちゃんだ。馬鹿じゃないかと。バングラは人口1億人の大国です。高度成長中です。ですが独裁政権であるがゆえに腐敗し少数派のヒンズー教を迫害してたり反政府派を迫害していたのです。最後は学生を中心とした反政府革命が成就。元・大統領はインドを経由しロンドンへ亡命する模様です。暫定政府はノーベル平和賞受賞者を中心に民主主義国家として再出発します。
このニュースがどっかのアフリカの小国なら構いません。ですがユニクロのマザー工場があるバングラですよ?日常生活に関わるんですよ?ミャンマーの政変は伝えて隣のバングラは伝えずオリンピックにふわちゃんの話題ですか?この国逝かれてますよ。だってミャンマーやバングラを通じてこれら2国を中国が反植民地にする可能性大なのですからね。
ここからが重要です。私はこの国を「アラブの春」のように失敗した国々になってほしくない。
リビアとシリアは無政府状態となり『IS』と政府軍と第三勢力が割拠する状態になった。エジプトは逆クーデターが起き最終的に元の木阿弥になった。イエメンも内戦状態になり無政府状態だ。レバノンはシリア内戦が飛び火した。バングラは同じイスラム系国家だ。同じ道を歩んでほしくない。
アラブの春で成功したのはせいぜいモロッコとヨルダンぐらいだ。この2国に共通するのは王制を維持したという部分にある。やっぱ王様って王権が無くても存在意義ってあるんだね。君臨すれども統治せずって奴ね。
クウェート・オマーン・バーレーンは政府のオイルマネーの力で鎮静化した。つまり何も変われなかった。