名J-POP考 第56回 酒井法子『碧いうさぎ』
しかし、当時の少女が「裏切り」をテーマにした曲に共感した理由はなんとなくわかります。こいつからして世間を裏切ったし。
でも、もう一回言いますが作品に罪はないからな。
またJ-POPに手話を導入したのは未来の音楽に無限の可能性を与えたという点でも金字塔だよな。つまり「バリアフリーJーPOP」という新しいジャンルの開拓者なのよ。手話だけでなく発達障害にも精神障害にも応用できそう。音楽療法に価値があるのなら精神障害手帳を持ってる人はCD割引とかそういう社会まで構築できたのかも。
音楽と言うのは公共財なのね。
そして2021年に手話ソングがブームになってるというけどはるか昔の1995年にもう酒井法子がやったわけだよ。
そういう可能性を彼女は薬物で全部裏切っていったわけ。
それどころか手話ソングを通じて楽しく手話を覚えて手話通訳士を取るという社会の構築まで可能なわけ。