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HEAD Graphene360+ Extreme Tour  ラケットインプレッション

こんにちは!ランジェロです!

今回は7/22に発売された「HEAD Graphene360+ Extreme Tour」を購入したので、1カ月ほど使ってみた感触をまとめたいと思います。
Extremeシリーズの中でも少し特殊な立ち位置として発売されたこのラケットに興味のある方も多いのではないでしょうか?
Prestage、Instinct以外のGraphene360+シリーズのラケットは全て打ったので、そちらとの比較もしていきます。(一応Prestage、Instinctも過去作は打ったことがあります)

ラケット購入を迷っている方は参考にしてみてください!

デザイン

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これまで見たことのない配色になっています。ヘッド部分がライトグレー、シャフトからグリップまでが蛍光のイエローで、元グリもイエローになっています!好き嫌いの分かれそうな配色ではありますが、珍しさもあり、個人的には気に入っています!
筆者は手汗をめっちゃかくのでトーナのドライグリップを使用しています。

Extremeといえば、前はガスケ選手がメインの広告塔でしたが、最近はベレッティーニ選手に変わりましたね~時代の流れを感じます笑

画像2

引用:https://www.head.com/ja-JP/sports/tennis/extreme-racquets/

筆者のテニスレベルを軽くお伝えしておくと、

経験年数:12年間
レベル:中級者
タイプ:コントロール系・ベースライナー寄りのオールラウンダー
練習量:週2回・2時間

それなりに球が打てて、それなりに試合ができる感じです。
そこら辺のアマチュアの大会で2~3回戦くらいは行けるレベルです。

一般的なプレーヤーの方と同じくらいのレベルなので上手すぎる人よりも参考になると思います!笑

スペック

重量: 305 g
ストリングパターン: 16/19
ヘッドサイズ:  98 in²
バランス: 315 mm
長さ: 685 mm
ビーム(フレーム厚): 22/23/21 mm
CPI:500

となっています。
他のExtremeとの明確な違いはビームで、他のMP、Pro(日本での正規販売はされていない)などに比べてかなり細めに仕上がっています。これはメーカー側としてはExtremeのスピン性能の中にコントロールを織り交ぜたいという意図があるからだそうです。
僕はここに48PでSignum Pro Tornado 1.23㎜を張っています。

筆者はここ数年、Graphene xt Radical mpを使用していたのですが、少し軽く、新しいラケットに変えて、スピードやパワーが増したらいいなーと思い、最近は多くのラケットを試してきました。個人的には打感を大切にしたいので、打感を変えずにパワーだけ上がるラケットを求めてきました。
Graphene360+ Extreme TourはGraphene xt Radical mpとスペックがほぼ同じで、重量だけが10g重くなっており、「これは良い感じだろう!」と発売日前から予約しました。

インプレッション

ストロークは

スピンをかけやすい
ボールが持ち上がる
球持ちがいい
打感がやわらかい

といった感触です。ボールをしっかりと掴んで持ち上げることで回転をかけてくれます。最近のHEADのラケットはGraphene360+を取り入れたことで若干打感が固くなったような気がしていたのですがこのラケットはそこまで硬さを感じませんでした。

ネットすれすれで、他のラケットならばネットにかかってしまう軌道の時も、ギリギリ超えてくれることが多かったです。また、アウトしそうな球が直前で落ちてラインに乗ってくれます。

デメリットとしては

回転がかかりすぎてボールが短くなりやすい
黄金スペックより重く、人によっては疲れる
パワーサポートは控えめ

です。今までのExtremeにあったパワーサポートを求めるなら、MPを選んだほうがいいと思います。また、回転のかかることのデメリットとして、かかりすぎてボールが短くなることは多いです。これに関しては慣れもあるため、使い込んで、合わせる必要があります。

ボレーは

しっかりと掴んでコントロールできる
弾き感(硬さ)は少ない
面に乗るので前に落としやすい
重さがあるのでとっさの面作りは難しい

といった感じです。ボレーに関してはコントロール性能が高いように感じました。その分、弾かないためスピードは出しづらく、テンポよく硬いボレーがしたい方は少しテンションを高めにガットを張る必要があるように感じました。

サーブは

スライスが滑る
スピンが跳ねる
全体的に若干速度が落ちる

といった感覚です。スライスとスピンは本当に質が上がるように感じます。やはり回転量が上がる分、変化量も大きく上がります。しかし、若干速度は控えめになるので、球種を使い分けながら、緩急をつける方に向いていると思います。しかし、その点を考慮してもサーブはかなり打ちやすいと感じました。

以上がショットごとの感想になります。全体として、謳い文句通り、面に乗ってスピンがかかるラケットに仕上がっています。

他のGraphene360+シリーズのラケットとの比較

SPEED
HEADのラケット性能を表す数値であるCPIが同じ値のSpeed MPと比較すると、打球の飛びは本当に同じくらいに感じました。しかし、Speed MPはフラットドライブ気味に打った時が一番気持ちよく球が飛び、Extreme Tourはスピン量を増やしてトップスピン気味に打つ方と使い手を完全に区別できるようになっています。

RADICAL
個人的にはHEADで最も器用なラケットであると思っている、Radical MPと比較すると、パワーを若干削ってスピンに割いたという表現が最も合うと思います。かなり近い使い心地で、パワー(スピード)を重視したテニスをするか、スピンを重視したテニスをするかで使い分けることをお勧めします。Radical MPはボールをつぶさないと回転がかからないイメージ、Extreme Tourは潰さなくてもある程度スピンがかかるイメージです。
打感としてはRadical MPの方が固い打感になっています。

PRESTAGE、GRAVITY
この2シリーズはボールを潰して打った時にコントロールができるような上級者向けのシリーズになっています。Extremeに比べると圧倒的に打感が固く、飛ばないラケットに仕上がっています。この2シリーズが好きな方は正直Extremeはあまりお勧めできません...
逆にパワーが衰えてきて、より飛ぶけれど、スピンを重視したラケットにしたい方は試してみても良いと思います。

INSTINCT
このシリーズはパワーのない方に向けた、パワーサポートを重視したラケットになっています。コントロールを削ってパワーに振ったSpeedのようなイメージです。なので、こちらもフラット系のショットを多用する方向けのラケットになっており、スピンを重視するExtremeとは明確に区別できると思います。打感はかなり近いものを感じるので、Instinctを使っていてもっとスピンをかけたいという方はExtremeを試すと良いと思います。

まとめ
筆者個人の意見としてはHEADの中では今までになかった打感・パワー性能・スピン性能を兼ね備えたラケットだと感じました。
どちらかと言えば競技としてテニスをしている方向けに仕上がっているように思いますが、趣味としてテニスをしている方でも重量さえ問題なければ楽にスピンがかかるので、使いやすいラケットだと思います。
筆者は二本目を購入するか本気で悩んでいます笑
同じHEADのSpeed・Radicalを使っていて、球を潰すのがしんどいと感じている方、もっと楽にスピンをかけたいと思っている方にはぜひ試していただきたいです!

公式ホームページのリンクを貼っておきます!
この記事を読んで興味が出た方はチェックしてみてください!
質問等あれば、お気軽にご相談ください。


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