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【英語X年目】海外ドラマや映画でリスニングを強化できるか、試してみた
中学や高校でそこそこ英語を勉強してきたし、辞書を使えば新聞だって読める・・・!
「なのになんで『聞き取り』が全然出来ないんだよ・・・!」
そんな悲劇と非効率を世の中から少しでも減らすため、私がこれまで実際に試してみたことを紹介します。
少しでもお役に立てば幸いです。
1、映画やドラマで英語を勉強するときは、少し工夫がいると思った。
『映画とかドラマって、おもしろいものが多すぎるよ・・・。
マジで時間足りないって!
そうだ、英語圏の作品を英語で見たら、英語の勉強と一石二鳥じゃね?』
・・・誰もが思うことだと思います。
「日本語吹き替え」は絶対見ない派の人もかなり多いことでしょう。
でも、思いました。
英語音声で見るだけで、果たしてどれほど英語の勉強になるものか、と。
もし本当にそれだけで効果が出るのであれば、英語で困る日本人はもっと少いんじゃないのでしょうか、と。
だから思いました。
『単語の一つや二つを聞き取れたくらいで喜んでいる場合じゃないぞ!』と。
『もっと聞き取れるようになりたい。
願わくば、字幕も何もなくても理解できるぐらいに・・・(遠い目)。』
そのために、映画やドラマで楽しみながら、同時にもっと実のある勉強をする工夫ができないかを模索しました。
2、見終わったあと、セリフを文字で確認する、という工夫。
映画やドラマで英語を勉強する際、
「ああ、面白かった・・・!」で終わりにしないために、行った工夫とは
ずばり、セリフを文字で確認する、という作業です。
文字で確認するためには、もちろん「英語字幕をオンにして見る」という方法もあるのですが、
・最初は字幕の速度が速すぎてついていけない・・・
・わからない単語もそのまま流れてしまう・・・
・字幕に集中しなきゃならないせいで、作品を楽しめない・・・
といった状況になってしまったので、
私は「作品を英語字幕オンにして見る」のではなく、「作品を見終わったあとにセリフを読む」という方法をとることにしました。
すると、人によるかもしれませんが、私はこっちの方が効果を感じられました!
作品を見終わったら、まずはその作品のセリフ一覧を探します。
「(英語での作品名) script」で検索すると、けっこう出て来ます。
マイナーな作品だと無い場合もあるかもしれませんが、
有名どころの作品ならば、間違いなく見つかることでしょう。
で、ひたすら読みます。
(ちなみに、ト書きがある場合もありますが、私の場合はト書きは全部飛ばします。めんどくさいし)
読み終わったあと、その作品をもう一度見てみてください。
あら不思議!
聞き取れる部分がメチャクチャ増えています!
「これから登場人物が何を言うのかだいたいわかっている」状態で見直すので、セリフの聞き取れる部分が大幅に増えるのでしょう。
この方法、力はつきます。
まず、時間を置かずにセリフを読み直すことで、
「映画で○○と聞こえていた部分、実際はこんな風に言っていたんだ!」
と、疑問がスルスルと解けていきます。
しかも作品の中で学べるので、
・ただ本で字面を眺めて勉強するより、記憶が定着する!
・こういう場面、文脈で使うんだ、と直感的に理解できる!
というメリットがあります。
ただ、あらかじめ言っておきます。
かなり時間がかかります。
映画1本が1時間半くらいだとして、そのセリフを全部読むと、2時間半くらいは覚悟しておいた方がいいでしょう。
作品への愛がなきゃやってられない。
この勉強法を星で評価するなら、こんな感じでしょうか。
時間と手間 :★★★★☆
万人向け度 :★☆☆☆☆
オタク向け度 :★★★★★
愛の力で上達する度:★★★★★★★★
オタクとは、「作品やキャラクターについて、深い思い入れを持ってしまう人」くらいの意味で使っています。
作品を幅広く知っている映画オタクとか、そういう意味ではなく。
日本の作品やアニメとかでも、
「好きな作品のセリフとか、けっこう覚えちゃうんだよね」
という方は、意外にいるのではないでしょうか。
そんな方にこそオススメできる勉強法だと思いました。
もし「事あるごとに何度も見返す、お気に入りの映画」があるのであれば、一度セリフに目を通してみてはいかがでしょうか。
セリフも段々覚えてきますし、数を重ねるごとに、聞き取れる部分が増えていくのを実感できますよ!
3、その作品が聞き取れるようになるだけでなく、リスニング全般の力が上がる理由。
「でもその方法だと、聞き取れるのはその作品だけで、
一般的なリスニングが出来るようになるはならないんじゃない?」
最もな疑問です。
ですが、実際はその限りではありません。
というか、その辺りにリスニングの力を底上げする秘訣が隠れていると思います。
順を追って書いて行きましょう。
まず、私が作品のセリフを読み始めて、最初に気が付いたことは
・セリフの9割近くが、簡単な単語で構成されている
ということでした。
正直、最初は愕然としましたよ。
なんでこんな簡単な単語ばっかりなのに、聞き取れないんだろうって・・・。
どんな作品でも、だいたいがそうだと思います。
もちろん、初めて知る単語と出会うことはたくさんあります。
でもそんな単語は、セリフの固まりの中に、せいぜい一個か二個か、それぐらいの頻度で、
マニアックな単語のオンパレードでセリフが構成されている、なんてことは、ほとんどないと思います。
「でも、聞き取れない!」
それが悔しくて、気に入った映画やドラマのセリフを片っ端から読み、見返し、を繰り返しました。
そしてそうしていく中で、また一つのことに気が付きました。
・「パターン」が掴めて来たかも・・・!
この「パターン」あるいは「規則性」ということに気が付いたとき、私はリスニングのレベルが一つ確実に上がったという実感を抱きました。
この「パターン化」という作業は、まとまった量をこなすうちに、無意識のうちに行っていくものなのですが、
具体的にどういうパターンを見つけることができたのか、自分なりによくよく考えてみたので、次に書いて行きたいと思います。
語学勉強の費用の足しにさせていただきます_(._.)_