TOEIC Part5の最も良い学習方法を考えてみた
個人的にはTOEIC点数UPを目的とした勉強なんてあまり意味がないと考えていますが、客観的に見てどれくらいできるのか?とした時に、指標となるものがないと、自分の英語力を外向けに示すことができません。
とはいえ、点数を上げるためのノウハウだけを習得しても、本質的に英語力がついているかどうかは別問題になってしまい、目的と手段が逆転してしまいますね。
本質的な英語力を上げつつ、TOEICの点数を上げる方法について自分なりに考えてみました。
TOEICはReadingとListeningパートがありますが、今回は ReadingのPart5についてまとめて書いてみます。
・使った教材
使ったのはこれ「TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問」
Part5の問題はパターン化されていると言われています。そのパターンを全て攻略しちゃえ的な思考でこれを選定しました。
ページの見開きは、左側が問題、右側が答えの解説となっており、すぐに答え合わせできるのが特徴です。
この問題集の良いところは、問題が解法ごとにチャンク化されているので、パターンごとに集中して学ぶことができるためです。
・教材の活用法 - 工程1 - 20秒以内で判断する
最初にやるべきは、「1問あたり20秒以内で判断する」ことです。極論、解くわけではありません。
この工程で認知すべきことは、①自分がその問題を解くことができる能力を持っているか、②能力を瞬時に引き出す力を身につけているかの2点になります。
ですので、できなくても問題ありません。
解けない原因を追求すると、どの解法を使えば良いのかが判断できないというところにありました。
当たり前ですが、判断するためには判断材料が必要です。
判断材料を持たないまま、いきなり問題を解こうとするのは諦めましょう。
この工程で重要なことは、できないことを認知する事とできない理由を認知する事にあります。
1ページごとに実施し、答え合わせをすると良いでしょう。
ただ、ついつい時間をかけて解いてしまいがちになると思います。
最初は、私も時間をかけて解く戦法を試して分析しました。
5問を完全に意味を理解して解くまでに、長くて30分もかかってしまったこともあります。
しかし、30分で得られた知識はほとんどありませんでした。時間がもったいない・・・
頭の中に何もないのに、知識を引き出すことはできないからです。
それよりも、30分間解説を読んで、Webも使って知識を集めて、解法を理解した方がよっぽど時間効率が良いと思います。
解法を知っていれば、数秒で解くことが可能です。
・教材の活用法 - 工程2- 解説を読む
工程2が最も重要なことかと思っています。
答えの理由を理解することです。
ポイントは3つ
①なぜその答えになるのか、②他の選択肢はなぜ間違いなのか、③解くためのヒントとなる部分はどこなのか、これを隈なくチェックし、納得がいくまで読み込みます。
そして、20秒で判断可能なロジックを自分なりに構築しましょう!
・教材の活用法 - 工程3- 知らない単語をイメージとして定着させる
工程1、工程2は、TOEIC独特のノウハウの習得みたいなところになるかと思います。
TOEICスコアを上げるためのみの目的であれば、工程2までで良いでしょう。
実力もつけていくのであれば、工程3が大事な工程になるのでは?と個人的には思っています。
知らない単語は誰しもが経験することかとは思いますが、日本語の意味を理解して終わり、のみでは再びその単語が出てきた場合、知識を引き出すことができません。
知らない単語が出てきた場合、①どんな場面・文章で使われる単語なのか?②よく一緒に使われる単語はないか?③自分がその単語を使うとしたら、どのように使うか?等の観点で見てみます。
これは具体例を使って解説しましょう。
問)
Creek Country approved -------- to create a transportation council, which will coordinate the planning of new roads and tunnels.
(A) legislation
(B) legislate
(C) legislated
(D) legislates
→「Creek郡は、新し火道路とトンネル計画を調整する、運輸審議会創設の条例を承認した。」
答えは (A)になりますが、私がこの問題に対して、legislationが選択肢だけどregulationやrawではだめだろうか?、councilとcommitteeはどう使い分けるのだろう?と思ったのです。
それぞれの単語がどのようなイメージを持っているか?を、単語の日本語訳でのニュアンスの違い、単語の英英訳のニュアンスの違い、Google画像検索でのイメージの違い、twitter検索での用法の違い等をなんとなくで刷り込んでいきます。
そうすると、regulationは会社の規則等で使われるような単語だろう、、、やlegislationは立法、法律制定で使われるような単語なんだろう、、、councilはcommitteeよりも大規模な感じがする、、、などのイメージを作ることができます。
単語を調べた結果上記の英文は、割と大きな規模の条例を制定するという時に使われるのかな?というイメージが私の中にできました。
また、条例は特定のプロセスを経て提出されたりするので、process、submitという単語と一緒にも使われそうだな。。。ということも予想できます。legislative processは立法プロセスという意味でよく使われることも知ることができます。
そして、自分で英文を作るとしたら、「The new legislation has been submitted through a specific process.」(→英文の妥当性は保証できません)
のような英文が作れるだろう。という考察もしていきます。
すぐに忘れてしまいそうな問題も、このように疑問を投げ掛ければ、自身の知識として定着させることができるのかなと考えています。
以上、3つの工程が問題を解きつつ、英語力を上げる方法になるのかなと考えています。
あくまでも、私の自論になってしまっているので、もっと効率的かつ面白い勉強法があれば教えてくださいな。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?