今年もSenri Jazzを讃える宣言-大江千里New Year Piano Concert “Door Number YOU” Encore-2024.1.8博多電気みらいホール
その調べを耳にすると、瞬時に10代の純粋な自分が立ち現れる。
そしてまた自分にとってsweetな記憶にコーティングしてゆく。
想い出ってそうやって重ね箱のように大切にしてゆくものではないかなと思う。
ことさら何十年もその軌跡を応援し続けている身としては。
現在は拠点をN.Yにおかれている千里さん。昨年デビュー40周年を迎えられ、今年もこうしてツアーを開催していただけたこと、”往年”部類に入るファンの一人としては歓喜と安堵と敬愛の念を抱きつつ一路福岡へ。
pops時代とはまた違う一体感。聴衆であるわたしたちも単に「聴く」というだけでなく、その空間の”うねり”を一緒になって創り上げるピースみたいな存在ではーいやそうありたい。と、全身でその調べを受け止めるわたし。
一音一音が尊い。
いま、ここに在る瞬間。
けれども、個人的に”Senri jazz一番の極み!”と思っているところは、メロディの骨格それ自体は何十年も前から知っているのに、全く思いがけないアプローチで新しい曲さながら変化球で耳に届くこと。
CDで聴いている雰囲気とまた打って変わって鮮やかな景色が広がること。
例えば’88年のあの曲が。例えば日頃ずっと聴いてるあのCDの一曲が。
同じなのに同じじゃない。
こんなことーある???
(もちろんいい意味で!)
この決して”同じじゃない”ところが一興だし、まさに生ものであるゆえん。わたしはジャズ音楽にまったくの素人だけれど、こうしたjazz100%の楽曲を生み出されるまで途方もない挑戦を積み上げられたのかと、何度コンサートで耳にしても、popsとjazzの融合という独自の世界観に驚嘆する。
と同時に、わたし自身の感情の”ものがたり”の世界へ誘い出される。
なんというか、自身の右往左往してきた半生、七転八倒してきたけれど、今こうしてここにいられて本当にありがたいな。っていう澄んだ気持ち。
それは演奏者である千里さんが進化し続け、常にわたしたちを圧倒くださるからでもあるし、聴衆者として生のsenri jazzに触れて、その楽しみ方がずいぶんインストールされてきたゆえの情感なのかもしれない。
よろこんでる自分。哀しみを思い出す自分。愁いを呼び覚ます自分。
日々やりすごしているかもしれない悲喜こもごもの感情の原点が一挙に押し寄せ、歓喜して涙してーこのときばかりは五感全開!
ああ、わたしも今日いまここに生きてる!
シンプルな感情がまださび付かずにいる自分に気づける。
不穏なニュース、悲しい出来事、好むと好まざるとに関わらずうれしいことより強いインパクトを伴って耳や目に飛び込む昨今、気持ちが折れそうになることもあるけれど、こうしてココロの充電が完了すると、これからの日々がどんな色に塗り替えられようとも前に進める気がする2024年、January。
魂、揺さぶられる時間、愛しいとしかいえない時間。
今年の冬もありがとうございました。
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というわけで。
もし、これを読まれている方で、最近こうした”充電”遠ざかっているなあ、自分のココロの解放、滞っているかも・・・という方がいらっしゃったら。
ぜひ好きなアーティストさんーもちろんクラシックでも合唱でもジャンルは不問ーの「現在地」を共有されることを強くおすすめ!
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for 千里さんはじめてさん
そういうわけで、大江千里さんはどんどん進化を遂げ、
帰国されるたびにわたしたちを唸らせてくれています。
音楽だけでなく、わたしにとってはココロの師匠と言いたくなるほど
これまでの人生のターニングポイントに影響を受けています。
その生き方、ライフデザイン力というのかなーにも大注目♪
noteやラジオや各種メディアでチェケラ!
https://fm-kyoto.jp/information/info-132240/
https://www.asahi.com/articles/ASR275R5PR22UTFL001.html
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for 千友さん
今回は(も😅)レポというより、だんだんjazzの楽しみ方がわたし自身変わってきたなあと思う感情の動きを記録しておきたく
セトリも会場周辺情報もないことあしからずご了承ください。笑
が、書き記しておきたい千友ニュース♪
なんと偶然にも、NキさんとYきぃさんとお席がお隣でした💛
フライングスタンディングオベーション(またやってしまった)
一緒にできたり今となってはお宝の映像について語り合ったり。。。
同じ時代に同じアーティストを好きでいることのしあわせをしみじみ噛み締めた博多公演。今後また各地の会場で再会があったり新たにお目にかかれること楽しみです。