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初めて受け持った英語クラス最終日を迎えて。

約1年間受け持った現地ESLのクラスが今日で最終日を迎えた。

1年といっても、9月始まりなので厳密には9ヶ月ほどではあるのだが、私にとってアシスタントでも実習生でもなく、一講師としてもたせてもらう初めてのクラスだった。

授業を終えて思うのは、なんだか、もらったものの方が多いのではないかということ。毎回授業を準備しクラスを実施したのは私だったけれど、そこで彼らが共有してくれる彼らの過去、英語を学ぶ中での葛藤、率直な質問、トピックに対しての意見、日々の出来事。それらに日々気付かされ、刺激をもらい、学ばせてもらってきた。

クラスでは講師と生徒という立場であるけれど、必ずしもティーチングというものが一方的に知識やスキルを授けるものではないのかをリマインドしてもらえるクラスだったようにも思う。彼ら一人一人が、すでに自分のライフを生きていて、その中でたくさんの生きた経験をすでに持っている。英語という観点から、少しのインプットや練習があるだけで、彼らは彼ら自身の文脈で言語を使うことができるようになる。そして自分のライフを自分自身の足で歩き続けられる。


仕事や家族をもちながらも1年間学び続けてきた彼ら全員に、本当ならbig hugを送りたいところだけれど、オンラインなので攻めて言葉で伝わっていたらいいなと思う。 授業に参加し、課題をやり、日々英語と向き合ってきたのは彼ら自身だから。


初めてのクラス。ときに苦労したこともあったけれど、改めて、この場に携わることができてよかったし、この機会と出会いに感謝したい。来年度もやるか?すでに私の心はYESと決まっている。

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