アメリカ大学院入学への道のり⑤淡い期待
学部長S教授のオフィスで行われた面談で思うように話せず、自分への不甲斐なさで撃沈、夜帰宅した夫にも何も話せないほど意気消沈していた私。
ところが翌日メールを開くとS教授がらメールが来ていました。
【最初から読んでくださる方はこちらからお願いします。】
アメリカ大学院入学への道のり① 出願決心〜手探り準備
アメリが大学院入学への道のり② ピンチの数々
アメリカ大学院入学への道のり③ L先生からの後押し
アメリカ大学院入学への道のり④ 撃沈の学部長面接
簡潔な「昨日はありがとう」に続いて書かれていたのは、大学内の英語教育機関で大学院生向けのクラスを取らないか、というもの。
添付されているリンクを開いてみるとIELP(Intensive English Language Program)という名前のその機関、どうやら州立大学の中にある語学学校のようなもののようです。院に入ってまず学生が直面するのが膨大なリーディングの量、それをこなすためのスキルや練習ができるクラスがあるので、そのクラスをとったらどうかということでした。
何回も、いや何十回もメールを読み返しました。
院での勉強の対策ができるクラスをとって。=合格、なの…?
合格とも、不合格、とも書いていない。学部長とはいえS教授が独断で学生の合否を決められないことは明らかで、提出した書類を大学自体が審査し、学部に書類が回ったのちに少なくとも何人かの教授陣で話し合って決まる訳で。つまりまだフィフティ・フィフティ。でも何らか気にかけてくれているとは受け取っていいんだろうか…?
ひとまず夫にテキストすると、お昼休憩に一緒にランチしてくれることに。
会社近くのバーガー屋さんで大きな窓に面した席に座り、味の濃いチーズバーガを食べながら夫にそのメールを読んでもらいました。
「なんやろ、どっちとも取れるね。」
「ね!そうなんだよねぇ。」
「まぁでも、全くとる気のない学生にここまでするんかなぁ…決して安くないクラス取らせておいて、あと知りませんって言われへんやろうし。」
「そう思っちゃうよね。」
「まぁ、まだ期待しすぎないほうがいいとは思うけど。自分を守るという意味で。」
読みきれない行間にモヤモヤしつつ、夫も同じ印象を持ってくれたことに安堵して帰宅。とにかく、教えてもらったIELPに連絡をとってみることにしました。慎重にメールを書き、何度も読み返してから、その機関の責任者と院生担当と思われる先生に送りました。淡い淡い期待をこれ以上膨らませないように、と自分に言い聞かせながら。
⑥につづく
(長く放置してしまっていたnoteですが、この度、改めて毎日書いてみようと思い立ちました。1回が短めになり「つづく」が続いてしまいますが、温かく見守っていただけると嬉しいです。)