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便利な動詞 『get』 の活用
❏ get
:手に入れる
《「目に見えないもの」を手に入れる『get』》
《例文》
毎朝牛乳をもらう。
このような例文があったら、『I get milk every morning.』と言えますよね。
目に見える物体を手に入れる場合は、日本語と英語が合っていて
状態としても分かりやすい。
では、目に見えないものを手に入れる場合はどうでしょうか。
・get information:情報を得る
・get access:アクセスする
・get permission:許可をもらう
・get feedback:フィードバックを受ける
日本語から英語にすると、『get』をうまく使えないような文章にも多様できます。
《5文型すべてに使える『get』》
『get』を使う時に、第1文型と第3文型はとても馴染みがあるかと思います。
それ以外の文型ではどのように使えるでしょうか。
❏ 第1文型(SV)
《例文》
・I get home.
(家に帰る)
・I get to the station.
(駅に着く)
homeは補語となるため第1文型です。
また、『get out』もoutが補語となります。
❏ 第2文型(SVC)
《例文》
・I got tired.
(疲れた)
・I got a cold.
(風邪になった)
第2文型では「S=C」となるため、『get + 形容詞』で「Cになる」ことを表現できます。
「~になる」という表現は『become』を使いがちですが、『get』にて表現することができます。
・get better(よくなる)
・get ready(準備する)
・get busy(忙しくなる)
・get complex(複雑になる)
getを使わないで『I'm busy.』ということもできますが、『I get busy.』ということで「忙しい状態になる」という変化を表現することができます。
《例文》
・I was busy last week.
(先週忙しかった)という事実
・I got busy last week.
(先週だけ急に忙しかった)という状況の変化
❏ 第3文型(SVO)
《例文》
・He got a house.
(家を手に入れた)
・You will get more budget next year.
(来年はもっと予算がもらえる)
シンプルに手に入れたことを表現する時に使えます。
上述している「目に見えないもの」を手に入れた時にも使える文型です。
❏ 第4文型(SVOO)
《例文》
・I got him a house.
(彼に家をあげた)
・The company will get you more budget next year.
(来年会社はもっと予算を出す)
「もらう」と考えてしまうと、この第3文型は出てきませんね。
「もらう」「あげる」、このどちらも誰かが手に入れる状況なので『get』が使えます。
直訳すると「主語がだれかに何かを手に入れさせる」ということになります。主語が手に入れた事実だけを言いたい場合は、第3文型にて表現できます。
❏ 第5文型(SVOC)
《例文》
・I got this bug fixed yesterday.
(このバグは昨日直した)
・You should get this file done today.
(あなたは今日中にこのファイルを終わらせるべきだ)
第5文型になると「OがCの状態にされた」というイメージになります。
これを活用すると『get + 名詞 + 過去分詞』で「名詞をなんとかする」と表現することができます。
・I need to get this bug fixed.
(このバグを直す必要がある)
自分が直す場合は『I need to fix this bug.』と言えますが、誰かが直すことを言いたい時に使えます。もちろん、自分も含めた誰かとなるので、どんな立ち場でも使える表現です。
直訳すると「このバグを直された状態にする必要がある」となります。
・get this product shipped(出荷する商品)
・get this product improved(改良する商品)
・get this product ordered(注文する商品)
過去分詞を使うことで「~された状態にする」⇨「~する」という意味になります。
また、よく使われる表現として『Let's get started』があります。
もちろん『Let's start.』ということもできますが、聞く人や発表する人など始める行動が違う場合には目的語を曖昧にできる『get started』の方が便利な表現です。
そのため、ボードゲームを囲んでみんなで同じことを始める場合は『Let's start playing the game.』と言えます。
『get』を使えるようになると、表現に躍動感が出ますね。