『pick』と『choose』と『select』の使い分け
『pick』と『choose』と『select』の使い分け方を知っていますか?
意味はすべて 「選ぶ」ですが、使われる場面が違います。
❏ pick
:(あまり深く考えずに)選ぶ
《 使われるシチュエーション 》
・カジュアルな場で使う
・直感的に選ぶ時に使われる
《例文》
・Pick a card, please.
(カードを選んでください)
※ マジシャンがカードを選ばせる際に言う台詞です
・Can you pick socks for me?
(ソックス取ってくれませんか?)
※ 特にこだわりもなく「なんでもいいから取って」というニュアンスです。
・Hurry up and pick a color.
(色を早く選んで)
※「なんでもいいから早くして」というニュアンスです。
❏ choose
:(よく考えて)選択する
《 使われるシチュエーション 》
・フォーマルにもカジュアルにも使えるので1番多様性がある
・選択肢がない場合や、2つを比較して選ぶ場合にも使える
・目の前に選択肢がなく、自分で考えて選ぶ場面にも使える
・『decide』にも近いニュアンスを持つ
《例文》
・Have you chosen your baby's name?
(こどもの名前は決めましたか?)
=Have you decided your baby's name? で書き換え可能です。
・Can you help me choose a birthday present for my dad?
(お父さんの誕生日プレゼントを選ぶの手伝ってくれますか?)
ここで『select』を使うと、目の前にリストがあって、その中から選ぶようなイメージになります。
自分たちで考えて決める場合は『choose』の方がしっくりきます。
❏ select
:(慎重に)選出する
《 使われるシチュエーション 》
・フォーマルな場が多い
・選択肢が3つ以上あって、その中から選ぶニュアンス
・席など目の前に選択肢がある状態で選ぶ
《例文》
・Select a seat, please.
(席を選んでください。)
・Students are selected at random to team leader.
(生徒たちは無作為にチームリーダーを選んだ。)
※ select at random:無作為に選出する