見つからないピース

夫『掃除いつになったらするの』
夫は掃除をしながら呆れ顔でいう

とっさに掃除をしたことを伝える
私『気づいたゴミはゴミ箱にいれてるの』
はぁ？これが掃除したわけ？の顔をする夫

心のピースがホロリと崩れる

仕事、育児、家事、同居までさせておいて
掃除ぐらいあなたがしてよと心の鬼が騒ぎ出す

鬼は騒いで心の中ダンスをする
『言葉で傷つけちゃえよ』
心の鬼は私へうながす

私はできないんだ
私は掃除ができないんだ

心のピースがパラパラと落ちてく

私は心のモヤモヤのゴミがでてきた
心のモヤモヤが入ってるゴミ箱をあける

パカッ

『あの人の漫画3000冊あるやん』
『人のこと言えんやん』
『あの人は自分の部屋を
掃除できてない癖に何なん、はぁ(怒)』

面白いことに私の頭の中に
俯瞰してる私もいた

『人の気になるところは自分の課題だからね』
『自分の課題に気づいてないんやね』

言い争う？
いや、それはエネルギーを使ってしまう
非難しあう？
解決にはならないよね

慈悲の祈りを捧げよう
慈愛の祈りをいたしましょう

アーメンソーメンヒヤソーメン
と心で唱えた

私『片付けてくれてありがとう』
夫『全くもぅ・・・』

掃除が苦手なアスペルガーの私にはないピース
いくら探してもみえないピース
いくら歩いてもでてこないピース

私の中にはないけれど
夫の中には在るピース

大事なピースは他にあるのかもしれないね

無理して優しくしなくていい
無理して喜ばなくていい

ただ見つからないピースは
ハグで埋まるピースかもしれない