コロナ渦のリアルな小児病棟
『あぁ、ママ気分が悪いよ』
うなだれる子ども。
たんのからんだ咳き込みでいる。
身近なかかりつけのクリックへ。
きつくてたちあがれない
息子を抱っこして連れていった。
看護師さんが酸素濃度を測って、
バタバタして奥へいった。
酸素濃度 93
『モクモクをして、改善しないなら大きい病院へいきましょう』
モクモクをしても
酸素濃度94
深刻そうな先生。
私
『先生?』
先生
『ぜんそくか、呼吸器不全か』
先生
『○○病院の発達外来へ通われているんですね。そちらへお願いしてみますね』
コロナ渦だが、
運良く受け入れてもらえた。
この当たりから私は泣きそうになってたんです。肩に力をいれて、私がもっと気づければ。。。。。
救急車の中ではお薬はきいて、
少し話をしてくれた。
話す表情をみて、少し心がほっとした。
総合病院へつくと、
血液検査、レントゲンなど。
検査という検査をした。
『やはり呼吸器不全です。入院しましょう』
私の頭の中は入院して助かる命。
そして、付き添い入院の大変さをしってるので、少し辛い気持ちでいっぱいの心でいっぱいでした。
入院してないのに心はすでに退院したい。
はぁ( ´Д`)。
『いやいや、コロナ渦で受け入れてもらえるだけラッキーでしょう』
心の中で何人もの人格がでてきた。
心の中で私会議。
ネガティブ9割のハリネズミ🦔。
ポジティブカワウソ🦦。
面倒くさがりやナマケモノ🦥。
看護師さんは、おもむろに書類を読み出し
た。
コロナ渦なので下記を守ってください。
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①CPR検査を受ける
②付き添い入院の交代は不可
③着替えの受け渡しも
受付窓口の方を通す
サインをして、
コロナ渦だと不自由な自由が
更に不自由になってるんだ。
これは両親のストレスもかなりあるなぁと。
書類の内容を読んで、
思わずため息がもれていた。
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実際、何回も入院したことのある小児科病棟。
監禁状態。
コロナ渦だから、
面会不可。
付き添い入院の両親には
ストレスがよりかかる
環境つらぁーーー。
不幸中の幸いは、
知ってる看護師さんが数人いる。
『夫は穏やかだよね』
『覚えてますよ』
『2年に1回ここに入院してるよね』
知り合いがいるだけで、
ストレスかかった白黒の環境が
安心して彩りを感じられる。
私の心🦔『ほっ』
安心はつかの間にすぎた。
息子👦『ママ、いつ帰れるの?帰りたいな』
私『退院はまだできないんだ。からだが元気になったらね』
拗ねて息子をプリンを食べさせて、
機嫌をとる。
付き添い入院は甘いもので機嫌をとり、
私の機嫌も甘いものでとり、
色んな気持ちをごまかしてやり過ごすことが大事なんだよなぁ。
ー夜。
👦『鼻呼吸は気持ち悪いよ』
👦『いやぁーー』
穏やかな息子がまさか夜中6時間大暴れして眠れない夜明けになるなんて、思いもしなかった。
【続】