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【学習術】1年で5000単語覚える、単語カード術とは!?鍵は、手書きで脳に刻み込むこと。

単語学習の真髄は「手書き」にあり。
それは、人間の脳は「アナログ的」だから。

こんにちは、ゆうです。今日は、英単語を増やすには手書きの単語カードが効率的だという話をします。

わたしの学習記録を簡単にまとめますと、

TOEFL英単語3800という本から知らない単語3500をほど単語カード化し、60回ほど繰り返した辺りで次の単語帳から覚えたい単語1500語厳選し単語カード化。ひたすら繰り返していたら、1年でTOEFLで96点に到達。

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今や、様々な学習促進アプリがあり「どれを使おうか」と悩むところです。

しかし、

どれだけデジタルな技術が進もうが、
人間の脳はアナログ的なので、

単語を脳に強く刻み込むならアナログの方が向いている。

というのが、自身の英語学習体験からたどり着いた1つの境地です。


近道を探せば探すほど、実際の「学習」に取り込むことは稀になります。

その結果、
英語の達人になるというより、英語の学習法に詳しくなる人が昨今多いように感じられます。結局、近道を探している時間があったら、一見遠回りでもさっさと勉強を始めた方が良いということになります。

事実、近道の探求はある時点から効果が薄くなるものです。
例えると、

近道1つ見つける→効率が2倍になる。
もう1つ見つける→効率が3倍になる。
しかし次の近道は→効率が3.01倍になる。
やはり次の近道も→効率が3.03倍になる。

のように、ある時点を堺にしてショートカットを探す意義が下がるのです。

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少し矛盾しますが、
本記事は単語カードの学習で成果を上げるための近道を示す記事です。


必要以上の詮索に時間を割かずに、本稿の読了後すぐに取り掛かれるように最低限の近道を存分に示すことに力を注ぎました。

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1.単語学習の真髄は「加工」にあり、手書きの理由

オンラインで英語を教えていると、ダントツで

「単語が覚えられません」

という相談を受けます。

どうやって普段単語を勉強しているか聞いてみると、

一番多いのが「アプリで勉強しています」
次に多いのが「単語帳を眺めています」

という答えが返って来て、やはりか...といつも落胆するものです。


なぜこれらの勉強方法が成果を生み出してくれないのか?
至ってシンプルで、

「他人が全てあなたのために用意してくれたから」

に他なりません。
つまり、自分で何も手を加えていないのが原因です。


冒頭でも言いましたが、人間の脳はアナログ的です。
これが意味するのは、
「自らの手で脳に記憶を刻まなければならない」
ということです。

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アプリを触って英単語を勉強するにしても、単語帳を眺めて勉強するにしても、何一つ自分で加筆していないはずです。手を動かしていないはずです。


だから、頭に何も残らない。


どれだけ高性能のアプリが開発されようが、他人が作ったアプリに頼っている限り自分の脳は進化しません。
開発した人の脳は、それはそれは大進化を遂げますが。。。


アプリを使って勉強する場合、
自らの手で変更を加えられるアプリを使ったほうが良いでしょう。
一部、そのようなアプリもありますが、やはり所詮はキーボードで文字を打つ手間が必要で、せっかく手間を掛けるなら手書きのほうが良いと言うものです。

アプリは進化しても、脳は進化しない。
ということを当時ガキ大学生なりに、察知していたものだと思われます。

その結果、いつも単語帳を使っていました。
しかし全部自分で加工する気でいたので、単語帳を全て手作りの単語カードに作り変えました。


このブログを読んでいてる皆さんだけでも、アウトプット神話に騙されずに、地道にインプットを続けていってほしいものだと願っています。

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次の章では、
より具体的な、作り方のお話をしたいと思います。


2.単語カードのレイアウトについて

さて、やっとレイアウトのお話ができます。

お待たせしました。

「なぜ手書きの単語カードなのか」を明確にしないと、いくらレイアウトの話をしたところで、実行されませんし、実行されない記事を書いたところで誰も得をしませんから...

単語カードには表と裏があります。

表面と裏面にそれぞれ何を書いたら良いのか。

表面:単語とその発音
裏面:英英での意味と、最低でも2つの例文

正直、やることは以上ですが、なぜそうなのかの説明を致します。

  ・表面:発音は必ず書くように


表面に、見出しとなる単語を書くのは説明を要しないと思いますが、発音を書く理由は誤読を防ぐためです。

単語の発音を間違って覚えてしまいますと、会話中に認識できませんし、間違って言ってしまうため相手に伝わりません。

伝わるコミュニケーションは、正確な発音を土台とする。

そのため単語の発音は必ず表面に書いてください。

裏面の例文の中に出てくる、見出し単語を、間違った発音で覚えてしまう前に、表面で正確な発音を確認しておきます。


  ・裏面:単語の意味は原則英英で書く

単語の意味は日本語で書くべきか、英語で書くべきか?

原則、英英で書いてください。
言い換えると、英単語の意味を、英語で書くのです。
こうすることにより、英語で英単語を捉えることに対して慣れ、英語での情報処理能力が上がります。


次の章で書きますが、繰り返す時は全て音読ですから、毎回英文で書かれている定義も音読することになります。1単語1単語のこの積み重ねが、あなたの英語力の血となり肉とななります。

しかし、
全ての単語の意味を英英で書かなければならないというわけではありません。

専門用語に限っては、日本語で意味を書いたほうが効率が上がります。専門用語を英英で理解しようとすると、難解すぎて却って覚えられないからです。
詳しい理由に関しては、以前執筆した辞書の使い方の記事をお読みいただければなと思います。

英英で書いたほうが良い単語、和英辞典で書いたほうがいい単語。


  ・裏面:例文は必ず2つ書くように


そして、例文ですが、2つは必ず書くようにしてください。

なぜかと言うと、使い方が分からないまま単語を覚えても、結局会話では使えないからです。

だから使い方が分かるように、必ず例文は2つは書くようにしてください。

英語に目覚める前の私は、下の写真のように単語を勉強していました。
もちろん、会話になると頭は真っ白。
何も言えませんでした。

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こんな勉強していたら英語なんていつまで経っても話せません。
ああ、昔の自分が恥ずかしい。。。

結局、
1つ1つの単語の使い方を確実に調べる遠回りこそが、一番の近道だったというわけです。


  ・時間計算:1日38枚を2時間で作れば達成可能

このように、
わたしは1枚1枚丁寧に作っていきました。

3500単語で大体3ヶ月です。

1ヶ月で1160単語を作った計算になり、1日あたり38枚です。

頑張ればできそうな量に見えませんか?


1枚3分で作れば、114分と、2時間以下です。


ちょっとガチったら誰でもできる分量となります。
英語の習得は結局のところ、手を動かす手間を惜しんだかどうかで決まると思います。

1日2時間手を動かす能力は、手がある人なら誰でもできるからです!

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3.作ってから繰り返す

作って満足してしまったら、たとえ手書きで作っても頭に残りません。
繰り返すことで、長期的に保持される記憶になります。

いよいよ丹精込めて作った単語カードに、生命を吹き込んでいく過程です。

ここが一番の正念場です。

目安としては、最低でも30回は繰り返してください。
そのくらい繰り返さないと、わたし達アナログ脳は覚えません。

そしてその際、必ず音読してください。
音読することで、長期記憶化します。

音読の効能については、過去10回の連載にまとめたのでそちらを見ていただきたいのですが、音読をすると

・手作りしたという「触覚」
・目で見るという「資格」
 に加えて、もう1つ
・声に出して聞くという「聴覚」

が関わってくるため、脳に対して強い刺激を与えることができます。

また、単語カードは隙間時間を活用できる勉強方法ですから、15分学習して、5分休む、のサイクルが有効であると思います。


まとめ

色々書きましたが、ポイントは下の3点だけです。

・1日2時間を単語カード作りに充てて、3ヶ月頑張る。
・表には発音を、裏には意味&例文2つを書く。
・30回音読しながら繰り返す。

これで、あなたの単語力は劇的に増えます。
しかも、会話中に即戦力になってくれる単語達がです。

人生は泣いても笑ってもどうせ一度だけです。
どこかで一回、本腰を入れて頑張って見ませんか?

もし、疑問点があったり、もっと細かいことを知りたかったらコメントをください。熱意に溢れる皆さんのサポートをしたいと思います!

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1言語1人格。語学だけで終わらない語学の学習を始めとして、留学・海外生活について投稿しています。フォローしていただくと、語学の勉強が楽しくなります。