一度はしてみたい!?英語で夢をみる体験。英語夢を見るための導入剤とは。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。
今日は、英語で夢を見る確率を上げるには、についてです。
「英語ができる人は、英語で夢を見る」という説、英語を「話せる」ようになりたいと切に努力している方にとっては、単なる夢ではなく「強い憧れ」として胸に抱いていることと思います。
一度は英語で夢を見た!と友達に自慢してみたいものですよね。
自分自身の体験から、ほぼ間違いなく言えるのが、英語で夢を見れるかを決めるのは「英語脳の強度」だという点です。
そこで今日は筆者自身の英語学習の経験だけではなく、複数の言語学習を通して 得た体験を基に、次の4つの問に対して答えていこうと思います。
(今日は連載を執筆する時間がなかったので、過去記事(2019/06/06 21:34)のリライト記事にしました。)
1.どのくらい英語を勉強すれば、英語で夢を見れるのか?
英語で夢を見れるかどうかを左右するのは、英語脳の強度だと考えています。
英語脳は思考回路ですから、単語と文法から構成されています。
単語と文法が弱くても、とりあえず機能すれば「弱い英語脳」と言えるでしょうし、単語と文法が豊富にあれば「強い英語脳」と呼べると思います。
強い英語脳を持ち、より激しく英語に没入できる状態であるほど、英語で夢を見る確率は上がことは容易に想像できると思いますが、実は弱い英語脳でも英語の夢を見ることは可能です。
事実、英語を学び始めた「弱い英語脳」の段階でも私は英語の夢を見ていました。語彙数と文法が貧弱でも、とりあえず機能する英語脳を持っていれば、確率は低いですが、英語の夢は見れるようです。
もちろん今では英語を教える身ですから、夢の中がずっと英語という日もあり、英語の夢を見る確率も高いです。
以上を総合すれば、
と言えると思うのです。
・英語初心者でも英語の夢を見れる
これは多くの人にとって、
希望の光ではないでしょうか?
英語で夢を見るためには、帰国子女並みの英語力は要らないのです!!!!
それに、私は中国語・スペイン語学習の初期の段階でも、同じ経験をしています。語彙数や文法が乏しくて、ギリギリ回路として機能する低空飛行レベルの外国語脳でも外国語で夢を見ることは可能なのです。
ということは、
一時的に英語脳の強度を高めるアクションを寝る前に取れば、英語初心者でも英語の夢を見ることは十分に可能だと言えませんか?
つまりこうするのです。
2.英語で夢を見る確率を上げる寝る前のアクションとは?
私自身いろいろ試してみましたが、今のところ、英語で夢を見る導入剤になり得る学習方法は2つです。
1つ目は、「寝る前に英語の映画・ドラマ」を見るという方法です。視覚的にも、聴覚的にも強い英語の刺激を受けるので英語で夢を見やすいのでしょう。
ところが、
この方法には問題点が1つあります。
寝る前にスクリーンを見て強い光を浴びてしまう行為は、睡眠の質を下げてしまい、不眠やストレスに繋がるとされています。
そこで体に優しい方法をオススメしたいです。
ずばり、今ちょうど連載中の「音読」です。
音読ならスクリーンを見なくて済む上に、英語に没入感をもたらしてくれます。
というのは、私のオススメする音読は普通の音読とは違い、「目で見る・耳で聞く・声に出す・心で感じる」という4種類の刺激が伴う「玩読」という方法で、より英語に没入できるからです (これはVol 8で解説します)。
こうした音読中の英語への完全なる没入が頭の中でリアルな情景を作り出し、夢の中でその続きを、しかも主人公視点で会話しながら堪能できるのです。
ポイントは頭の中に鮮明な情景を描きながら音読をすることです。
もし寝る前に小説を読めば、その中の人物になりきって英会話ができ、「君の名は」のような主人公との入れ替え現象もついでに堪能できるのでこれは体験できれば本当に楽しいです。毎晩英語の小説を読むのも捗るでしょう。
まだ小説を読むだけの英語力がない...という人も安心してください。Graded readingと言って、英語のレベル別に分けられた読み物シリーズがあります。レベル1は中学校レベルの英語なので英語初心者にも優しいです。
自分に最適な小説を選ぶ方法については下の記事が参考になると思います。
3.睡眠中の英会話で英語力は上がるのか?
単刀直入に言えば、意識して英語を使っているわけではないので、睡眠中の英会話で英語力が伸びるということはなさそうです。
では英語の夢を見ることの価値はあるのかという話になるのですが、私は英語の夢を見ることは英語学習が効率的に進んでいる証拠としての価値があると思っています。
つまり、英語で夢を見れたら、今のまま学習を継続しても良いという自信につながるのです。
ここで1つ、私達の希望の光になるかもしれない研究があるので紹介したいと思います。
フランス語を学んでいる人10人を対象にした、オタワ州大学の研究で、フランス語の夢を見たかどうかを測定しました。
すると、
フランス語で夢を見たという人の学習速度の方が、そうでない人よりも、圧倒的に学習速度が速かったのです。
研究詳細はこちら
きっとこれは英語学習にも当てはまるのでしょう。
つまり、英語で夢を見れている人は、英語の学習効率が良い人だと言えるのではないでしょうか。
そんなわけで、英語で夢を見れるかどうかは、自分の英語学習の改善指標として使えることでしょう。
私は英語で夢を見ることを視野に入れて勉強をしていた時期がありますが、そういうモチベーションに燃えて勉強するのはいつもと違い、新鮮で楽しかったです。
4.一度に3言語以上で夢を見ることは可能か?
私の体験談だけに基づいた話になりますが、可能です。
アベンジャーズのような、何でもごちゃまぜの世界が繰り広げられます。
という異世界っぷりです。
3言語ミックスの夢を見れる条件の候補として下の3つが考えられますが、
私の場合、「母国語+第一外国語 (強) + 第二外国語 (中)」になってから見れました。
3言語以上の会話が成立する夢を見たいという人は、フレーズをいくつか知っている程度のレベルを超え、外国語能力の地盤がある程度必要なのかもしれませんが、要検証です。
いかがですか?
英語を含めた外国語で夢を見れたら、学習が順調に進んでいるサインです。
見れた人は素直に喜んで良いと思いますし、自分の学習スタイルに自信を持っても良いと思います。
英語が話せるようになりたい!という夢に向かってどれだけ進んでいるかは、夢の中で確認できるというなんとも不思議な感じがしますよね。
それを逆手にとって、英語学習の自信を付けるために、寝る前の読書や音読を習慣にするのアリかもしれません。何よりも、ワクワクして楽しいですよね。
単純作業になりがちな英語学習だからこそ、このようなワクワクを取り入れて刺激的にする意味があるのではないでしょうか。
この記事が皆さんの英語学習の糧になったことを祈って、
それではまた!
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