浪人生雑記〜夏休み編〜
平成最後の夏(笑)
インスタが夏色に輝く中、夏期講習がはじまった。
個人で好きな先生の好きな授業を選んで受けられるのは良いのだが、友達とタイミングが合わずごはんを一人で食べることが増えて寂しかった。
夏は受験の天王山、夏で合否が決まる!なんていう風潮があるが、夏はとりあえず不合格者が決まるらしい。第一次足切りといったところか。本当に勘弁してほしい。
さらに最悪なことに夏風邪を拗らせたのだ。
「このドリンク1本1000円ってちょこっと高いけどね、これ飲むと本当にすぐ治るから!これ3本セットは3日で治るから3本セットなの。夏風邪は長引くわよー普通治るの1週間はかかるわ。でもこれ飲めば3日でピターってなおるから!薬剤師勤続40年の私が言うから間違いないワ」
なんて甘い言葉に惑わされ、気付いた時には5000円を払って怪しい栄養ドリンクとパブロンを片手に薬局を出てました。
ちなみに3日経っても治りませんでした。
その後パブロンを飲み続けても全然治らず、結局病院にいって静脈血みたいな色してる飲み薬とよくわからん薬をたらふく飲んで計2週間かかって治しました。
その間、つまり7月の半分はほぼ勉強できず。ゴホゴホしちゃうから自習室行けないし、家で勉強できないタイプということも相重なり。
そしてサボった皺寄せが自分で収集できなくてそのまま病んでしまった。情けない。忘れもしない8/22がそのピークだった。この日は本当にしんどくて1日中家で頭を抱えてた。
18歳最後の日だったのだ。無駄な1年を過ごしてしまったなぁなんて考えてた。次の日の0時、誰からも誕生を祝うLINEは来なかった。まあそういうものだよなぁ友達なんて所詮。会わなくなったら忘れられるよなぁ。ささっとお風呂に入ってそのままベッドにダイブした。目が覚めた昼くらいには何件かLINEが来てて、適当に返事をして駿台に向かった。嬉しくてちょっと泣きそうだった。
それから時間をかけて会いたい人をゆっくり巡っていった。だんだん大学に染まっていく友人を見て苦しくなって会うのをやめた6月から約3ヶ月。不思議と穏やかな気分で会えた。好きだなぁと思った。このまま死んでもいいなと思った。でも地方大学に行って会えなかった心残りが2人いるからまだ死ねないなと思った。
そんなことを考えていたら夏が終わってしまった。
続
#エッセイ #受験