百低山の山の名前
テレビ番組 NHKG 『吉田類のにっぽん百低山』 はとても興味深い。
個人的には 山のチョイスがすごく役立つ。
それほど有名な山ではないが「地元民に愛されている山」「古くから信仰される山」が選ばれているように思う。
「山の名前」は古い日本語を知る手がかりの宝庫である。
登場した山の名前
知る限りこれまで62の山が登場した。これら名前を正確に読めたら、あなたは山に詳しい人でしょう。
#01-#10
鋸山・大山・川苔山・藻岩山・岩櫃山・猫魔ヶ岳・鍋割山・再度山・龍王山・飯道山
#11-#20
貫山・鶴見岳・六甲山・宝登山・象頭山・横倉山・烏場山・幕山・金時山・大平山
#21-#30
弥山・東鳳翩山・弥彦山・角田山・信夫山・泉ヶ岳・手稲山・函館山・伊吹山・天城山
#31-#40
羅漢寺山・夜叉ヶ池山・姫神山・田代岳・朝熊ヶ岳・太平山・男鹿本山・鳳来寺山・月居山・古賀志山
#41-#50
愛宕山・金剛山・名護岳・石川岳・先山・眉山・子ノ山・行縢山・双石山・大文字山
#51-#62
堂山・大岳山・岩殿山・宝満山・両子山・黒髪山・天山・三瓶山・工石山・不入山・大尽山・梵珠山
(※)同番組は2020年度 BS放送で不定期放送開始され、後に地上波NHKG で レギュラー放送になったと思われる。上記順序はBS放送を含め、初回オンエア順に並べたつもりだが、順序違いや漏れがある可能性があります。
上記山名の読み方を添付画像に描きました。間違いあるかもしれません。(複数の読み方がある場合、よりメジャーな読み方を書いたつもり)
(以下、クリックで拡大可能)
百低山の選び方について
『吉田類のにっぽん百低山』 の山はどう選ばれたかは諸説あり。底本として以下2種類を想定できるが、それらと一致しないケースもあるらしい。
a)『日本百低山』 小林泰彦 山と溪谷社(2001)(*1)
b)『日本百低山』 日本山岳ガイド協会編 幻冬舎(2017)
手元にある情報で上記2つの本に登場する山名リストと比較するとかなり高い確率で上記 a) の山名と一致する。
よって、基本的には小林泰彦氏が執筆した書籍を元にしているが、一部独自選定した山も含まれるということだろう。
100座到達(現在62)で番組が終了するかどうか注目したい。
脚注(Footnote)
(*1) 後に、文庫化あり
『日本百低山 : 標高1500メートル以下の名山100プラス1』 文春文庫(2009)
改訂(Revisions)
2023 1001 初版
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