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ADHDさんには根性論の英語学習法は不向きです

TOEIC本などで有名なある先生の英語勉強法の本を読みました。

本当にすばらしいです。

この本を読んでそのとおりに実践したら、ほとんどの人が英語の達人になれることは間違いありません。

問題は、

この本に書いてある勉強法をほとんどの人は一人では実践できない

ことにあります。

たとえば、音読100回。

はじめたばかりの頃であれば、目新しさから音読100回できるかもしれません。

しかし、数日、数週間経つと、だんだん目新しさが薄れてきて、飽きてきます。

そして音読をやめてしまいます。

ADHDではない普通の人でも、よほど意思の強い人か、必要に迫られている人か、マニアでなければ音読100を一人では続けられないでしょう。

ダイエットと同じで、英語の勉強法も、ほとんどの人は「英語の勉強は、地道に続けるしかない」ことを心の底ではわかってはいるのです。

わかっているけどできないのです。

集中力が続かず、飽きっぽいないADHDではさらに英語の勉強の難易度が上がります。

ADHDさんは、勉強法を工夫する必要があります。

「音読100回」の作業を小さなタスクに細分化します。

また、1回の音読の勉強時間を10分~25分にくぎりましょう。休憩をして、続けられそうだったらさらに10分~25分続けます。

紙の手帳かカレンダー、小さなシールを買い、音読ができた日にはシールを貼りましょう。

なお、音読の勉強時間を短く区切ることは喉を守る効果もあります。

私は以前、2時間連続で音読を続ける生活を1週間ほど送っていたところ、声が出なくなり、仕事に支障が出ました。喉の使いすぎによる声帯炎です。更に無理をすると声帯ポリープがができ、手術が必要となるところでした。

幸い、数日すると声が戻りました。

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