用事があり京都へ出向くと、三条の商店街には祇園祭のお囃子が流れていました。
この日は雨が降ったり止んだりの日で、電車も京都の街なかも人が少なめ。
わたしにとってはいいお出かけ日和でした。
鴨川のある景色は、橋を渡りながら京都らしいなぁといつも思います。
あるお客さまと話しているとき、想念が形になるから何を思うかが大事だということをおっしゃっていました。
お客さまにとってそのスピードが速くなっているらしく、だからもし怖いという感情が増幅するとそれがどんどん膨らみます。
そして形になってしまう。
本当かどうかは別として、信じることが形になります。
何を思うのか、に意識的になることは大切です。
そのような経験をして、それを知識として知っているのではなく実体験として自分の中にある人の言葉は力がある、と思いながらそのお話を聞きました。
死や意識についても、考えておられることをお話くださっていました。
誰がどうしたとか、どこに行ったとかの表面的な話ではなく、その人の内側で起きていること、どう感じたり考えたかの話はおもしろいです。
広がっていく小宇宙を感じられるお客さまです。
そしてお話しながら気付きました。
最近お越しくださるお客さまたちはしんどいから来るとかではなく、より成長するため、自分を高めて整えるためにいらしてくれている方がほとんどだと。
嬉しいお客さま方の変化です。
わたし自身も、よりそうあろうと思います。
レモンマートルの花が今年も咲きました。
葉っぱはレモンのような香りがします。
時々葉を摘んで乾燥させて、ハーブティにして飲みます。
都会の中のちょっとした林。
ここだけ突然、緑がふさふさと瑞々しく育っています。
都会の植え込みとはちょっと違った植物たちが植えられていて、わりとお気に入りです。
たまに歩き、ここの植物たちを眺めて生命力や薫りが漂う感じに少しの間包まれます。
読み終わるのが惜しくなる興味深い本に出会ったり、ウィンブルドンテニスがもう終わってしまうのも惜しんだりしながら、豊かな時間が自分の中に広がります。