山の方へ車で向かう道中の景色の中に、今は藤の花の紫が混ざっています。
この時期ならではの風景。
結婚してから娘が高校生までは、毎年祖父母の暮らす岡山まで帰省する際によく車から眺めていました。
友人と車で走っているとき、たぬきを見かけました。
道路に出てこようとしていたけどわたしたちの車に気付いて、おっと。みたいな表情で脇の茂みに戻っていきました。
逃げるような感じじゃなくて人間がするような車を避ける動作で、振り返ってこちらをチラッと見ています。
その様子がかわいかったです。
透明な川の水、冷たくて気持ちいい。
足元にはたくさんマムシグサが咲いていました。
大神神社では銀竜草が咲いていました。
木々や植物、土の匂いに包まれて、たっぷりと呼吸をして。
誰に見られるとかどう見られるとか考えずに、ただ自然に身を任せて自分をそこで咲かせるだけ。
それすらも意思ではなく、ただありのままを生きている。
5月になりました。
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