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長期留学の準備④タイNon-EDビザ(学生ビザ)取得編

Sawasdee kha!Beckです。

本日は、長期留学に向けて、留学経験者の方からのアドバイスをふまえ、わたしが準備を進めたことについて、④Non-EDビザの取得編として、取得にに必要なこと・ものを共有します。丁寧に書くのでとっても長くなります。
教育ビザについては、ネット上に情報がなく迷いながら手続きしたので、これから申請する方の参考になれば嬉しいです。
※情報は、2024年7月現在・東京領事館でのものです。
※タイの大使館は、東京・大阪・福岡それぞれで手続き方法が異なるようです。

今回私は、国立の教育機関へ長期留学するので、「Non-EDビザ(国立機関)」のビザの取得手続きをご紹介します。


STEP1 必要書類を確認する


ビザ申請に必要な書類については自分が赴く領事館のHPより確認しました。私の場合、以下の書類が必要でした。

■必要書類一覧

  1. パスポート原本

  2. パスポートのコピー(顔写真部分)

  3. 申請書(HPからダウンロード)

  4. 身元保証人書

  5. タイの大学からの招聘状

  6. 経歴書

  7. 航空券

  8. レターパックプラス

  9. ビザ申請予約案内メール本文のコピー

  10. ビザ申請料【1,1000円】

  11. その他予備で持って行ったもの

それでは、それぞれの内容を具体的に私が気を付けたポイント、実際の経験談をふまえて説明していきます!

STEP2 必要書類を準備する

①②パスポート原本・コピー

パスポートは顔写真のページのコピーだけでなく、原本が必要です。(原本にビザを貼り付けてもらうため。)
また、大使館に入館する前の受付でも見せる必要があります。

③申請書

申請書の項目に沿ってひたすらに記入します。東京大使館のものは、英語オンリーで書かれているので聞き慣れない英語には苦労しました。以下に迷いがちな項目を解説します。

  • Former Name=旧姓があれば書く

  • Permanent Address=本籍地の住所を書く

  • Proposed Address in Thailand=タイでの滞在予定住所を書く(私はまだアパートが決まっていないので最初に宿泊するホテルの住所を記載しました。90日レポートの際にアパートの住所を申請しようと思っています。)

  •  Name and Address of Guarantor in Thailand=招聘状に記載の大学の名前と住所を書く


④身元保証人書

こちらは、タイの大学院に直接入学する場合のみ必要です。
ビザ申請には、どうやら日本・タイそれぞれに保証人がいるかどうか示す必要があるようです。私の場合、タイ側の保証人は【大学】ですが、日本では大学に所属していないため、保証人を立てる必要がありました。
つまり、交換留学の場合は日本側の保証人は【日本の大学】になるため、日本の大学から書類を発行してもらえば不要のようです。

私の場合、身元保証人書は父に書いてもらいました。
添付資料として身元保証人の本人確認のためのパスポートまたは運転免許証コピーが必要です。
運転免許証のコピーを提出する場合、コピーした用紙に「身元保証人のサイン」を書いてもらうことが必須ですのでお気を付けください。

⑤タイの大学からの招聘状

招聘状は必ず原本でなければなりません。そのため、大学に用意していただき、日本に到着するまでなんと2か月も時間を要しました。
大学の担当者曰く、日本にあるタイ大使館は他の国と比較して必要な条件が多く、そのために踏む手続きが他国よりも多いため時間がかかるそうです。

私の場合…大学院合格後(5月中旬)
・HPより英文で招聘状の内容の条件を大学に見せ、書類作成をお願いする
・書類内に入国日の記載が必須のため、航空券を購入する

書類が届かずに不安な気持ちになる(7月上旬)
タイ人の友人に頼み、電話で連絡をしてもらう(7月上旬)
書類できあがりの連絡を受ける(7月上旬)

EMS(超特急便5,000円ほどかかります)にて日本に送ってもらう(7月中旬)

こんな流れで、用意を進めました。
帰国まで1か月を切ってもまだビザ申請に行けず、焦りに焦ったこの気持ちは、おそらく一生忘れられません。

⑥経歴書

こちらもHPよりダウンロードできます。
③申請書と整合がきちんととれるように心を落ち着けて書きました。私は、4枚目でやっと間違えずに書き切りました…。
タイ国内の住所を英語に変換すると、とっても長くて綴りを何度も間違えました。

⑦航空券

私はEチケットを提出しました。
長期留学の場合、出国日(日本への帰国日)は未定の方も多いと思いますが、ビザ申請には入国日・出国日が必須のため、変更可能な往復チケットを購入しました。

ちなみに、出国日の日付は入国日より90日以内の日付にしました。というのも、日本で発行していただけるタイのビザは入国後90日まで滞在可能なもので、タイに入国後、延長をしてもらう必要があるからです。
万が一、延長で断られた時を見据え、90日以内の日付にしました。

⑧レターパックプラス(赤)

ビザ申請後、パスポート原本の返送を希望する場合はレターパックプラス(赤)が必要です。(直接受け取りに行くこともできます。)
こちらはHPに記載はありませんが、ビザ申請予約案内メール本文のコピー(この後紹介)に記載があるので見落とさないようにしてください。

レターパックプラスについては下記の2点をお忘れなく
・自分の住所と名前を書く
・問い合わせ番号を控える

(大使館についた後、レターパックを買いに一度外出している人もいたので、忘れてしまっても問題ないのかもしれません。)

⑨ビザ申請予約案内メール本文のコピー

ビザ申請には、HPから簡単にできる事前予約が必要で、予約すると登録したメール宛に予約情報が送られてくるので、本文を忘れずに印刷して持参します。
※ビザ申請では直接必要はありませんでしたが、大使館の入り口で警備員さんにお見せすることを求められました。

⑩ビザ申請料

現金のみの取り扱いでしたので忘れずにお持ちください。

⑪そのほか予備で持って行ったもの

普段は大雑把なのですが、このような大事な手続きは石橋を叩いて叩いて叩いてから渡るように慎重になる私は、以下の書類も予備で持っていました。
・在職証明書(休職のため会社には所属している)
・名刺(休職のため会社には所属している)
・日本の大学の卒業証明書
・タイの大学からの入学許可書

実際、申請当日、私の前の人は、追加で名刺の提出を求められていたので、万が一の場合に備えて持って行った方が安心かもしれません。

STEP3 ビザ申請予約をする

土日以外の午前中に3つの枠(9:00~、10:00~,11:00~)がありました。9時の枠を予約した場合、9:00~10:00までの1時間で大使館に向かえば大丈夫なようです。(経験談)
直前(前日など)になると、埋まってくるようでしたが、予約がとれずに困る!ということはなかったです。

STEP4 いざ!ビザ申請当日

前述した通り、やっとこさ大学院からの書類を受け取った私は、もし発給を断られたらどうしよう…と泣きたい気持ちになりながら、出国日9日前に申請に向かいました。

①9:15大使館に到着・受付

9:00~の予約枠をとっており、大使館には9:15頃に到着しました。
(偉そうに必要書類を書き連ねましたが、私は⑧レターパックプラス(赤)⑨ビザ申請予約案内メール本文のコピーを忘れ、途中の道で郵便局やコンビニによって、レタパを買ったり、コピーをしたりドタバタしてました)

警備員さんに「パスポート原本」「ビザ申請予約案内メール本文のコピー」をお見せすると、呼び出し番号の紙を持参した書類にホチキス止めしたあと、すぐ中に入れてくれました。

ちなみにこの「呼び出し番号」の紙の時間がタイ時間で表記されており、大使館の中はやっぱりタイなんだなぁ…と感激しちゃいました。

②9:20~椅子に腰かけて待つ(20分くらい)

少し遅くついたので混んでいるかな、と思ったら前には3名しかおらず、あっという間に呼ばれました。

このとき、日本在住のタイ人の方向けの手続き窓口の呼び出しがタイ語でされており、勉強したばかりのタイの数字が聞こえてきて、またワクワクしてしまいました。

③9:40 番号が呼ばれ、手続き完了

ボーっと待っていたらあっという間に順番が来ました。
事前に何度も書類の内容を確認していたことが功を奏し、何事もなく申請手続きが終了しました。

受付の方、とてもとても優しい方でした。しかも日本語がペラペラで、私もあんな風にタイ語や英語が喋れるようになりたいです。

④2日後、レタパにてパスポート原本を受け取り

2日後、無事にビザが自宅に届き、ほっと一安心です。
こんなに早く受け取れるなんてちょっとびっくりしました。
無事にタイに入国できますように…!


以上、長くなりましたがNon-EDビザの手続きについてまとめました。
これからタイに入国後も、様々な壁があるので、またこの辺りもレポートできればと思います。
・90日レポート(タイに外国人が90日以上連続して滞在する場合に必要なもの)
・教育ビザの延長(日本でもらえるビザは90日までの滞在を許可してもらえるもののため、タイで延長してもらう必要がある)

この記事がこれから申請する方の参考になりますように!

Beck






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