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SBTN の企業目標検証パイロット

2023 年 5 月から 2024 年 6 月にかけて実施された、SBTNのパイロット プログラムのレポートが公開されています。

この中で、サントリーさんのレポートも公開されています。

サントリー、かなり水に特化したパイロットテストを実施したようです。
ちなみに、熊本の水源涵養活動では、MS&ADの支援を受けて、地域と一体となった活動を行っており、「自然に根ざしたランドスケープアプローチに基づく 多様なステークホルダーの共同行動に関する検討の初期の報告 」というレポートも公開されています。
ランドスケープというワードを使ったレポートは珍しく、それなりに参考になる要素はあると思います。
日本語だけではなく、英語でも公開されているのは、明らかにグローバルを意識したものと思われます。

・日本語版
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.midori-lab.pu-kumamoto.ac.jp/_files/ugd/6028bf_e2f62a512a1f46a78288b8c2d5a4fb8a.pdf

・英語版
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.midori-lab.pu-kumamoto.ac.jp/_files/ugd/6028bf_745b5c753a5b42e2b30277b8bd4eeb6f.pdf

ちなみに、内容はH&Mの方が詳しく、相当大変だったことも分かって参考になるかと思います。

https://sciencebasedtargetsnetwork.org/case-studies/sbtn-pilot-hm-group/

両者のレポートを見てわかるのは、今後、SBTNをはじめとしたESGで求められることに対応するには、かなりの人と金が要るということです。
もはや、内部の人間が頑張ってやる、の領域は遥かに超えています。
多分、投資できない企業は対応できなくなると思いますが、その際は体裁を整えてもばれてしまうので、投資できる範囲でやっていることを正直に開示し、投資家の判断を仰ぐ方が良いと思います。
企業にとって、最も大事なのはHonestyですので。