【エリア予選の秘密兵器】スパンダム・エアドア採用 黒ルッチ研究日誌|ワンピースカード(5弾環境)
初めまして、SU(すう)です。
5弾環境終盤、大阪・愛知CSが終わり、広島のエリア予選も控え、《2ブランニュー》《3ヒナ》《2犬噛紅蓮》などを採用した「アグロサカズキ(※コンボサカズキ)」が流行っている中、先日このようなツイートをしました。
その後、約2週間の調整期間を経て、【黒ルッチ】でスタンダードバトルを優勝することができました!
自分は、3弾環境は【黒サカズキ】、4弾環境では【黒スモーカー】【黒サカズキ】と「黒デッキをかなり愛用」しており、先日開催された【黒スモーカー】だけの大会では「優勝🏆」と、黒色のデッキについては多少は他の人より詳しいのではないかと自負しています。
今環境ではまだまだ【黒ルッチ】を回し始めたばかりですが「環境デッキを満遍なく突破」しての優勝であり、DMでも構築やプレイングに関するご質問が多かったため「①現在の構築に至った経緯」「②各カードの採用・不採用理由と基本的な動き 」「③対面毎に意識していること」をまとめてみようと思いnoteを書きました。
今回のnoteは「5弾環境末期であること」から基本全文無料にしています。(全然書き上がりませんでした🙇♂️)
※有料部分には、6弾環境で使用予定である黒デッキ(【黒ルッチ】【黒モリア】など)のデッキレシピを随時更新予定です。
【黒ルッチ】を使って遊んでみたい方、すでに【黒ルッチ】を使っているけどなかなか勝ちきれない方、ルッチというキャラが好きな方などなど、ぜひ読んで使って遊んでみてください!
・自己紹介
改めまして、SUです。
普段は「ワンピカ町田組」というYouTubeチャンネルの運営・編集・出演者をしたりしています。
【ワンピースカード公式大会での実績】
2022年12月 チャンピオンシップ2022 愛知予選 48位(緑キッド)
2023年4月 チャンピオンシップ2023 一次予選 店舗大会 優勝(赤ニューゲート)
2023年6月 フラッグシップ 優勝(赤ニューゲート)
2023年9月 チャンピオンシップ2023 一次予選 店舗大会 3位(青黒サカズキ)
実は、ワンピースカードからTCGを始めた民です。
シャカパチはできません。
2023年6月から「町田CUP 2023」という大会の主催をしています!
各地で開催していますので、ご都合よろしければぜひ遊びに来てください!
①現在の構築に至った経緯
初めに、現在の構築に至った経緯を説明します。
経緯を説明することで「なぜこのカードを採用しているのか」の理由がより具体的にイメージしやすくなるかと思います。
【黒ルッチ】の「選択理由(Ver.1)」から「スタバ優勝(Ver.3)」までの軌跡を読んでいただけたら嬉しいです。
※結論だけ見たい方は「②各カードの採用・不採用理由」からどうぞ!
・黒ルッチ_Ver.1 〜黒ルッチの強み〜
【黒ルッチ_Ver.1】の構築を紹介する前に、【黒ルッチ】の強みを3つ紹介します。
「《1スパンダム》《4空気開扉》」を使用できる!
「リーダー効果」で詰め性能が高い!
「速攻」を使用できる!
1つずつ詳しく説明します。
黒ルッチの強み①:「《1スパンダム》《4空気開扉》」を使用できる!
5弾環境が始まり、自分が真っ先に握ったのが【青黒サカズキ】でした。
エリア予選を1発で突破し、各地の大会でも割と良い成績を残していました。
しかしたくさん対戦する中で、どうにも勝ち切ることが難しく感じていました。
負けた時の理由の1つが「《4ルッチ》を引けなかった」ということが多かったのです。
もちろん、要因は《4ルッチ》だけではありません。
構築やプレイにも落ち度はありました。
ですが、そう感じてしまうほどの「カードパワー」が《4ルッチ》には確かにあるのも事実。
安定して《4ルッチ》を探せる方法は無いかと考えていた時に舞い降りてきたのがこのカード達でした。
どちらも、特徴『CP9』を持つカードですが、対象は「『CP』を含む特徴を持つキャラカード」なため、特徴『CP0』である《4ルッチ》も対象になります。
早速【青黒サカズキ】に入れて回してみようと思い、ストレージから引っ張り出したら、2枚のカードにはとんでもない文字が記載されていました。
「自分のリーダーが『CP』を含む特徴を持つ場合」
何度確認しても【青黒サカズキ】に『CP』の文字はありません。
手書きで『海軍』の横に『CP』と書くことも検討しましたが、さすがに倫理的にどうなんだと思い、すでに『CP』と書いてある【黒ルッチ】で代用することに。
ここが、自分と【黒ルッチ】の出会いです。
使用した感想は「想像していた3倍は強い…」です。
《1スパンダム》《4空気開扉》を使用することで、安定的に《4ルッチ》を供給することができました。
(「もうこれしかない!」というタイミングで《4空気開扉》→《4ルッチ》が決まった時は心の中で拍手👏)
また、どちらのカードも「トラッシュを増やすことができる」ので、《4レベッカ》《1マンシェリー》とも相性がとても良く、必要に応じて「トラッシュからキャラを回収・登場」させる動きもできました。
《1スパンダム》《4空気開扉》から《4ルッチ》を登場させ、相手から「ズルい!」という言葉をたくさん貰いましょう!
黒ルッチの強み②:「リーダー効果」で詰め性能が高い!
【紫ルフィ】【青黒サカズキ】など、現環境には序盤からライフを減らし「ブロッカー」で蓋をするという戦い方のリーダーが多く存在します。
【黄エネル】【黄カタクリ】の《3ブリュレ》《4サンジ》も厄介です。
【青黒サカズキ】を使用していた際、よく「この1枚が除去札だったら勝っていた…」と思うシーンがありました。
もちろん、要因は「除去札が足りない」だけではありません。
何度も書きますが、構築やプレイにも落ち度はありました。
しかし「より楽な方法」があるのであれば、それを探し使うのが人生。
【黒ルッチ】のリーダー効果では、相手の「ブロッカー」を1枚いない事として扱うことができます。
除去札を使う必要どころか「コストを下げる必要」もありません!(※手札枚数注意)
「リーダー効果」を常に意識させ、相手に対し「ブロッカー2面以上」を要求しましょう!
黒ルッチの強み③:「速攻」を使用できる!
ワンピースカードゲームも5弾環境で1周年を迎え、カードプールが豊富になり「全てのカードを把握する」ことが困難になってきました。
しかし上達する上で避けて通れないのが、この「カードを把握する」ということです。
「相手の次ターンの強い動き」を考え、それに合わせて「こちらの強い動き」を考えます。
「相手の強い動き」を考えるためには、存在している多くのカードを把握していないとできません。
特に「相手の次ターンに自分の負けはあるか」を考える上で「速攻」と書かれたカードは間違いなく覚えておかなければならないカードです。
“代表的な「速攻キャラ」”
赤:《2サンジ》《3ゾロ》《5ルフィ》《9シャンクス》等
緑:無し(《5ロー》《5ジャンゴ》《6錦えもん》等、キャラをアクティブにするカード注意)
青:《4ウソップ》
紫:《5フラの助》《6クイーン》《6ルフィ》《9カイドウ》
黄:《4カタクリ》《7エネル》
(※「条件付き速攻」は条件も含めて覚えておきましょう!)
では、黒の「速攻キャラ」は存在するでしょうか。
このnoteを読んでいる時点でご存知かと思いますが、黒には《6ルッチ》が存在します。
しかし、黒の「速攻キャラ」は1枚だけです。
しかもトラッシュから『CP』を2枚、デッキに戻さなければならないという条件付き。
他の黒デッキでは採用が難しい《6ルッチ》ですが、CP軸の【黒ルッチ】であれば、この条件はあってないようなものです。
かなり限定的なカードで、現環境における採用率も低いことから「相手の意識外」から走らせることで勝利に近づきます。
こちらの盤面は0で残りは10ドン!!。
相手にはブロッカーが2枚で万全体制。
《6ルッチ》を絡め「パワー8000で3回アタック」できることを誰が瞬時に意識できるでしょうか。
意識外からの「速攻」を叩きつけ、相手の「見えないところからの勝利」を掴み取りましょう!
改めて【黒ルッチ】の強みを3つ紹介します。
「《1スパンダム》《4空気開扉》」を使用できる!
「リーダー効果」で詰め性能が高い!
「速攻」を使用できる!
早速、上記3つの強みを活かしたデッキを作成しました。
環境で流行っている【青黒サカズキ】の《4レベッカ》《3ヒナ》《4ルッチ》を《1スパンダム》《4空気開扉》を採用し「再現性」を高めています。
速攻の《6ルッチ》は、トラッシュに落ちても《4レベッカ》で回収でき、2枚目以降はあまり引きたくないことから2枚採用。
ワンピカ町田組の動画では、山川さんが使用する【緑キッド】相手にキッチリと勝利を収めることができました!
・黒ルッチ_Ver.2 〜除去効率の向上〜
【黒ルッチ_Ver.1】を使用していて感じたことは「相手キャラを除去をするための手札消費の重さ」でした。
例えば相手の《3ヒナ》《4ルッチ》に対し、【青黒サカズキ】であれば「リーダー効果」で相手の《3ヒナ》のコストを下げ、こちらの《3ヒナ》で相手の《4ルッチ》のコストを下げ、こちらの《4ルッチ》で綺麗に2体KOできますが、同じ技を決めようとしても、リーダー効果でコストを下げられない【黒ルッチ】では「コストを下げるカードをもう1枚必要」としていました。
同様に【黄エネル】の《4オーム》《3ホーリー》、【緑ウタ】の《4ブルック》《3ナミ》等にも、《4ルッチ》での除去には「コストを下げるカード2枚」を要求されていました。
ライフ5の恩恵である「手札1枚分」はあまりにも儚く無くも散ってしまうのです。
【青黒サカズキ】にトリガー《3サンジのピラフ》なんて食べられたら、ブチ切れる自信があります。
《2嵐脚 周断》をトリガーからめくって「黒いピラフ!」と叫びたいところですが、それこそ手札に抱え込んだらブチ切れそうなので他の手段を検討することに。
各地のスタンダードバトル等で様々な方と対戦する中で、2枚のカードに注目しました。
1枚目は、すでに採用していた《2エニエス・ロビー》です。
1度設置してしまえば、【青黒サカズキ】のリーダー効果を上回るコスト下げを「毎ターン」実現可能に。
トリガーからうっかりめくれたら、2ドン!!お得。
2枚目以降も《1つる》より1ドン!!重たいですが、ステージを貼り直して利用することができます。
また、使わなくとも中・終盤に【黒ルッチ】の「リーダー効果」で捨てることも可能です。
すぐに《2エニエス・ロビー》の枚数を見直すことにしました。
2枚目は、知る人ぞ知る《1石鹸羊》です。
《1大噴火》では実質手札消費無く相手のコストを下げられることが強いですが、リーダー【黒ルッチ】で《4ルッチ》を使う場合「結局もう1枚手札を消費している」ことが多いと感じました。
これは「結局手札を1枚消費しているよね」という問題」だけでなく、実は「《1大噴火》ともう1枚除去カードを必要としているよね」という2つの問題を抱えていました。
手札に《1大噴火》が無い時はとても悲惨です。
代用で《1つる》という大事な「2000カウンター」ともう1枚のコスト下げカードを使わなければなりません。
そこで採用したのが《1石鹸羊》です。
ワンピカ町田組動画で、山川さんの【黒黄リンリン】から飛び出した際に「一目惚れ」しました。
環境に多い《3ヒナ》《4ルッチ》、《4オーム》《3ホーリー》、《4ブルック》《3ナミ》、そして新たに流行りそうな《3ミホーク》《4/6000》など、これら全てのコンボを《1石鹸羊》→《4ルッチ》で返すことができます!
また《1石鹸羊》は特徴『CP』を持っているため《1スパンダム》のサーチ対象に含まれるかつ《5カク》《6ルッチ》で戻す対象にも使用可能です。
除去の安定性だけでなく【黒ルッチ】というデッキ全体の安定性を向上することから、すぐに採用することに決めました。
《2エニエス・ロビー》を増加し《1石鹸羊》を加えた構築がこちら。
カウンター無しカードの最強コンボ《3ヒナ》《4ルッチ》を採用していることから《1石鹸羊》《2エニエス・ロビー》は3枚に留めることに。
また、コストを2ではなく3下げたいタイミングで使える《2兵隊さん》を採用。
各地のスタンダードバトルに参加し「4位芸人」をするも、確かな手応えを確認。
・黒ルッチ_Ver.3 〜《8イッショウ》との出会い〜
【黒ルッチ_Ver.2】を回していて、どうにもあと1歩が足りないと感じていました。
そんな中【黒ルッチ】で「フラッグシップ決勝」まで上り詰めた猛者が現れたのです。
ちゃんりょーさんとは昨年9月、人生で初めて参加した非公認大会にて【緑キッド】ミラーでボコボコにされて以来の仲。
先日行われた【黒スモーカー】だけの大会にも参加されており、そこでは見事リベンジを果たしました。(予選は負けて、決勝トーナメントで《8イッショウ》でキーカードを抜いただけの勝利…)
そんなちゃんりょーさんに「【黒ルッチ】の勝ち方」を尋ねて見たところ、とんでもない見落としをしていたことに気付きました。
ちゃんりょーさんに【黒スモーカー】ミラーで勝った時のキーカードである《8イッショウ》を自分は入れていなかったのです!
すぐにストレージから《8イッショウ》を取り出し、構築を組み直しました。
《4空気開扉》を外すとゲームが不利に進むことから《6ルッチ》を《5ジャブラ》へ変更。
(場に残れば)強いコスト下げカード《8イッショウ》を追加したことにより、《1石鹸羊》《2エニエス・ロビー》を3枚→2枚へ減らすことに。
そしてついに…
【黒ルッチ_Ver.1】から約2週間、ようやく陽の目を見ることができました!
②各カードの採用・不採用理由と基本的な動き
改めまして、こちらが現在の構築です。
長々と経緯を読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。
ここから、このデッキの「各カードの採用・不採用理由」と「基本的な動き」を紹介します。
・各カードの採用・不採用理由
初めに「各カードの採用・不採用理由」です。
<採用カード>
《1スパンダム》
【黒ルッチ】を使う理由、最強カード《4ルッチ》をサーチできる。トラッシュが肥えるのも嬉しい。
4枚採用。
《1つる》
2000カウンター。1ドン!!で使えるコスト下げが偉い。
3枚採用。
《2兵隊さん》
2000カウンター。コスト3下げが偉く、すぐにトラッシュに行くのも《4ルッチ》と相性良し。
3枚採用。
《3コビー》
登場時に1アタック分、KO時に1アタック分減らしてくれる。《4レベッカ》から登場させたり【黒ルッチ】のリーダー効果を起動するためにも使用する。
2枚採用。
《3フクロウ》
大型キャラの横に残っているこいつが憎らしい、終盤に並べても吉。《2犬噛紅蓮》《2雷神》が流行っているため、前環境より信頼度は低下。
2枚採用。
《3ヒナ》
コストを下げながら、5000のアタッカーが立つ。《4レベッカ》から登場させたり《3コビー》《4ルッチ》《5カク》とあわせてのキャラKOが強すぎる。
3枚採用。
《4ルッチ》
黒に1番欲しかったカード、引けるか引けないかで勝敗に大きく影響する。手札消費無しの2面除去が強すぎる。
4枚採用。
《4カリファ》
2000カウンター。手札リフレッシュができ、トラッシュも肥やせるため場に出ることもチラホラ。特徴『CP』が偉すぎる。
4枚採用。
《4レベッカ》
《4ルッチ》と並び、5弾環境で追加され黒に革命を起こした大型補強カード。リソースを回復しながらキャラを登場させ、自身はブロッカー持ちという破格のスペック。《3ヒナ》《3コビー》をレスト登場させることが多い。
4枚採用。
《5カク》
手札消費無く相手のキャラをKOできる優秀キャラ。5コストなのが【青黒サカズキ】の除去要求値を少し上げることができるほか、黄色デッキの《4ゾロ》《2斬切餅》でKOできないラインになるなど、そこも優秀ポイント。
4枚採用。
《5ブルーノ》
実質6コス6000ブロッカー。【青黒サカズキ】の《1大噴火》《2犬噛紅蓮》のコンボや、黄色の《2雷神》から逃れられる5コストなのが優秀。KOされても《4ルッチ》を登場させることができ、相手の低コスト帯を除去しながら6000アタッカーが立つという絶妙な優秀加減。相手のリーサルターンにKOされた際は《4カリファ》《1スパンダム》を登場させカウンター値を回収する動きも強い。
4枚採用。
《5ジャブラ》
《4空気開扉》の当たり枠を増やす。序盤の《4空気開扉》で出して、処理されずに残った場合の7000アタッカーが強い。1000カウンターあり・高パワーのバニラキャラはやはり正義。
2枚採用。
《8イッショウ》
登場時「手札2枚」持っていけたら強い。登場時効果を使えない場合、場のキャラに振り分けてアタックするか、複数キャラ展開の方が強い場合が多い。登場ターンにライフにアタックして、相手に手札を使わせたりする。(相手手札5枚とかだと効果的)
2枚採用。
《4空気開扉》
【黒ルッチ】を使用する理由の1つ。序盤はトラッシュを肥やすために無理にでも使いたい。中盤・終盤は、トラッシュに落ちたカード、手札にあるカードから期待値を考え使用する場合がある。トリガーからは《3フクロウ》だけでなく《3コビー》を登場させ、相手のアタッカーを1体KOする動きもできるため、覚えておくと吉。
4枚採用。
《1石鹸羊》
実質《1つる》2枚分を1枚で完結。《4ルッチ》との相性がめちゃくちゃ良い。【青黒サカズキ】と異なり、手札入れ替えを行えないことから手札に嵩張ると危険なため枚数を減らした。
2枚採用。
《2エニエス・ロビー》
【青黒サカズキ】をも超えるコスト下げを毎ターン実現。《4ルッチ》《5カク》などのKO対象を2段階上げる最強カード。トリガーでも登場し、ステージを置けると宇宙だが、2枚目以降が《1石鹸羊》の方が強いため枚数を調整。
2枚採用。
<不採用カード>
《6ルッチ》
《8イッショウ》の採用により、カウンターレスが気になり不採用。《8イッショウ》との入替候補。
《6サカズキ》
《8イッショウ》の採用により、カウンターレスが気になり不採用。大型キャラの除去漏れが気になりだしたら再び採用検討。
《1大噴火》
《1スパンダム》のサーチ対象である《1石鹸羊》を優先。また、【青黒サカズキ】と異なり《4ルッチ》を登場させる際に除去札を「2枚」必要とすることが多かったため、その点でも1枚完結できる《1石鹸羊》に軍杯が上がった。
《1氷河時代》
大型を除去する動きではなく、大型を出させない動きが強いと感じたため不採用。大型キャラの除去漏れが気になりだしたら再び採用検討。
・基本的な動き
続いて「基本的な動き」についてです。
「黒デッキ全般」や「第1弾環境の紫カイドウ」を使用したことのある方なら分かるかと思いますが、黒デッキで「理想の動き」なんてものはほとんどできません。
「サーチ札」が少ないこと、相手の盤面に依存することから、他のデッキと比べ「再現性」が低いためです。
デッキ構築段階である程度の再現性は持たせるよう意識していますが、黒デッキは特に「手札にあるカードで今1番強い動きは何かを常に考え選択するデッキである」ことを念頭に置きながら参考にしていただけますと幸いです。
まずは「先手」の動きからです。
<先手の基本的な動き>
マリガン基準・・・《1スパンダム》《4空気開扉》
1ドン!!・・・《1スパンダム》
3ドン‼︎・・・《2エニエス・ロビー》or《1スパンダム》>《1スパンダム》攻撃>3コスキャラ登場
5ドン!!・・・《4空気開扉》or《4ルッチ》《5カク》(《3ナミ》《4クザン》等、確実に除去しておきたいキャラがいる場合)
7ドン!!以降・・・除去しながら6000.7000を作りアタック
(《8イッショウ》は登場時が使え、かつ、ブロッカーが置けているタイミングで有効)
続いて「後手」の動きです。
<後手の基本的な動き>
マリガン基準・・・《4空気開扉》or《1スパンダム》× 2
2ドン!!・・・《1スパンダム》× 2 or 《2エニエス・ロビー》(《4空気開扉》ありの場合《2エニエス・ロビー》優先、無しの場合《1スパンダム》で全力で探す)
4ドン‼︎・・・《4空気開扉》>>>《4カリファ》
6ドン!!・・・相手5ドン!!ターン登場キャラ除去
8ドン!!・・・《8イッショウ》
10ドン!!以降・・・除去しながら6000.7000を作りアタック
(最速《8イッショウ》が残ってターン返ってくると宇宙)
あくまでもイメージで流れを書いてみましたが、ざっくりと意識していることはこんな感じです。
ライフは、紫の《4ロー》だけ意識して「3」までは脳死で、手札のブロッカー枚数・カウンター値と相談して「2」までは早い段階で受けて良さそうです。
(【青黒サカズキ】より1ライフ分のアドバンテージがあります!)
最後の「詰め」の場面が特に難しいデッキと感じているため、繰り返し練習して「最大値」を出せるようにしましょう!
③対面毎に意識していること
「基本的な動き」のパートでもお話ししましたが、黒デッキは他の色のデッキと比べ「再現性」が低いため、今手札にあるカードのみで「相手の強い動き」を抑え「こちらの強い動き」に引きずり込むことが非常に大事になると考えています。(こちらの強い動きだけを考えていると、再現性の高い「相手の強い動き」に対応できません。)
最後に「相手の強い動き」を抑えるために、各対面で自分が意識していたことを簡単にまとめます。
vs 青黒サカズキ
・序盤は小さいアタックを繰り返し、手札を狙う。
・中盤から7000以上を意識して、手札2枚かライフ1点を常に相手に選択させる。
・相手の《4ボルサリーノ》が厄介。
・最終ターン1ターン前に「リーダー効果」を1度使い、次の相手ターンにブロッカー2枚展開を要求する。
vs 黄エネル
・序盤は小さいアタックを繰り返し、手札を狙う。
・《8イッショウ》もマリガン基準に。
・次ターン《5ゲダツ》《9ヤマト》にKOされるコスト帯を意識。
vs 緑ウタ
・序盤のアタックも少し守り《8イッショウ》着地ターンを作る。
・《8イッショウ》もマリガン基準に。
・除去は《7ルフィ》《3ナミ》を優先。
以上です。
追記必要な対面などあれば、DMいただければ対応させていただきます!
実際には、相手のカウンターの切り方、出すキャラなど色々ありますし、自分の研究ができていないこともありますので、あくまでも指針の1つとして参考にしていただければと思います。
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました。
5弾環境終了まで残り2日というタイミングでの公開になってしまいましたが、ぜひ遊んでみていただけると嬉しいです。(フラッグシップがある方は後1週間遊べます😂)
分からない点などありましたら、お気軽にSUの Twitter(@lands_su)までご連絡ください。
改めまして、5弾環境はありがとうございました🙇♂️
ここからの有料部分では6弾環境で使用予定・使用している黒デッキ(【黒ルッチ】【黒モリア】など)のデッキレシピを備忘録のようにペタペタ貼らせていただきます!
あまり濃い内容にできるかどうかわかりませんが
・ここまで読んで面白かった!
・少しでも参考になった!
・6弾のレシピが気になる!
という方、ぜひご購入いただけたら嬉しいです🙏✨
(何かで結果出したら値上げするかも…)
ぜひ、6弾環境も黒デッキで一緒に遊びましょう!
6弾環境もよろしくお願いします!
6弾環境「黒デッキ備忘録」
日々の「黒デッキ備忘録」を、随時更新させていただきますので、気になったタイミングで覗きに来ていただけたら嬉しいです!
DMにて、新弾に関する相談もお待ちしております!
一緒に「6弾最強の黒デッキ」を作りましょう!
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