大好きだったハムスターが死んだとき
今からおよそ4年前、高校生で実家に住んでいたとき、ハムスターを飼っていた時期がありました。ハムスターの寿命は約3年、その命の終わりを見届けたときが、自分の人生の中で最も心が動かされた瞬間の一つです。大好きなペットや、ペットに限らずもの・人がこの世からいなくなってしまうのはとても哀しいことだと初めて実感した出来事でした。見返すと気恥ずかしいのですが、その当時に書いた文章をnoteにも残しておこうと思います。
今日の夕方、飼っていたハムスター・ハムスケが息を引き取りました。
ハムスターの寿命はおおよそ2〜3年だと言われています。ハムスケはほぼ丸3年生きたので、とても長生きでした。
今から約3年前、ハムスケが家に来た日はとても嬉しくて、この家に来てくれてありがとう、と切実に思いました。
それからは、何ヶ月も毎日ケージから出してボールやおもちゃなどを使って一緒に遊びました。とても可愛くて愛らしかったです。
でも、月日が経つにつれて、僕も弟も前より遊ぶ回数が減りました。だけどそのときはまだ元気があったようで、ケージの中を走り回ったり、格子を噛んだりして元気だったことを覚えています。今、もっと遊んであげなかったことをとても後悔しています。
家に来てから約2年が経ち、ハムスケは動きが鈍くなってきました。ハムスターにっとての2歳は人間にとっての74歳だそうです。昔よりも走り回る速さ、回数が格段に減り、巣の中でじっとしていることが多くなりました。それでも時折ケージの外に出すと、楽しそうに走ったり遊んでくれたりしてくれて、とても嬉しかったです。この嬉しさは一生忘れられません。
そして今日、ハムスケは静かに逝ってしまいました。最後に遊んだのは2日前と、まるで僕達家族に心配をかけないよう気遣ってくれたかのような死に方でした。
叶わない願いだけど、僕は1つハムスケに聞きたいことがあります。「この家で一生を過ごせて良かった?」と。ハムスケは何と答えるかわかりません。でも、僕はハムスケと一緒に生活ができて本当に良かったです。
そして最後に伝えたい。 「ハムスケ、今まで一緒に過ごしてくれてありがとう。」
間違いなく自分の死に対する考え方を変えた出来事です。
今でも思い返すと涙が出ます。