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SUP補修の接着剤について

インフレータブルSUPを長年使用していると、どうしても避けれられないエアー漏れとのお付き合い。

経年劣化や、切り傷などでインフレータブサップからのエアー漏れは発生してしまいます。
そんな時にエアー漏れの修理ということが出てきます。
SUPのリペアキットが同梱されているモデルも少なくはないと思いますが、SUPを使っているうちに「リペアキットが何処かに行ってしまった。」といった人は多いのではないでしょうか?

「接着剤はホームセンターに売っているから大丈夫!」と考え、足を運んでみると、とてつもない種類の接着剤が。。。
どれを使って良いのかわからない状況に陥ると思います。

今回は迷わないように、間違えないように接着剤を紹介します。

付属のSUP用接着剤

一番安心なのが、付属接着剤を使用することですね。
これなら接着できることが確実です。ちなみにLANDMANのSUP付属の接着剤はポリウレタン系の接着剤でした。

使い方は、接着面の両面に薄く均等に伸ばし、手につかないくらい乾燥した状態で貼り合わせることで接着します。
貼り合わせ後、貼り合わせ部分を圧着させてください。
24時間後、実用強度となります。
完全乾燥前であればシンナーなどで簡単に溶かすことができるので、失敗した際もシンナーなどで溶解することでやり直しすることができます。

ウレタン樹脂系

インフレータブルSUPを使っている多くのユーザーから定評のあるスリーボンドPANDO154Aは、とても強力にPVCを接着できます。

表面のデッキパッドや、Dリングの追加、ロッドホルダーの追加などにも利用できます。

こちらはホームセンターでの扱いが非常に少ないので、WEBからの購入がお手軽です。

使い方は、接着面の両面に薄く均等に伸ばし、手につかないくらい乾燥した状態で貼り合わせることで接着します。
貼り合わせ後、貼り合わせ部分を圧着させてください。
重りやバイス(挟んでおくツール)などで圧着させたまま放置することをお勧めします。24時間後、実用強度となります。
完全乾燥前であればシンナーなどで簡単に溶かすことができるので、失敗した際もシンナーなどで溶解することでやり直しすることができます。

張り直しの際は、シンナーなどの成分を十分乾燥させてから張り直しを行ってください。
PVCはシンナーなどに長時間さらされていると表面が硬化してしまいますので注意してください。



乾燥しない状態での接着は接着力が低いので注意が必要です。


SUPの補修に使ってはいけない接着剤

多用途接着剤(アクリル変性シリコーン系)

ホームセンターなどで簡単に手に入る強力接着剤です。
裏面には塩化ビニールの記載はありますが、ウレタン系の接着剤に比べると接着力が低く、SUPを補修して長く使うための強度はありません。
※接着剤そのものの接着力が低いというものではありません。

更に、アクリル変性シリコーン系の接着剤を使用して修理をしたSUPをウレタン系の接着剤で同じ部分を再補修することができません。
シリコーン系の成分がウレタン系の接着力を無効化するような感じになり、まったく接着しなくなります。

再度補修する際に、すべてのシリコン系接着剤を剥がすという途方に暮れる作業が必要となってしまいます。また自身では手に負えず、修理業者に依頼した際でもこれによって修理不可または膨大な金額がかかる可能性があります。
十分に注意してください。

木工用ボンド

こちらは木工用のボンドであって全くと言ってよいほど接着できません。
たとえ一時的に接着できたとしても、水に弱い為、時間が経つと溶けてしまいます。

瞬間接着剤

お手軽で強固に接着できることには間違えは無いのですが、柔軟性が非常に低いので、1度の使用をクリアできたとしても、使用を繰り返すうちにエアー漏れすることになります。また、別の接着剤での再補修の際も接着剤を落としてから接着する必要あります。

瞬間接着剤は硬化後とても固くなるので、削り落とすことも大変な作業になり、修正不可になる可能性があります。

まとめ

SUPの修理に関してはあくまでも自己責任で行うこととなります。
自分で作業することで安く済ませることも可能ですが、水の上という過酷な状況で使用することを踏まえて修理の方を行うようにしてください。

修理に不安がある方は迷わず、修理業者にご依頼ください。

安全第一でSUPを楽しみましょう。



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