私が、不動産を買う基準
価値がある
前提として、「価値がある」不動産のみ
(又は「価値を引き出すポテンシャルがあるかどうか」)
価値とは何か?
シンプルに「そこで暮らしたいか」否か
投資用として考えるのであれば
「みんなが欲しい」と思う要素が多いか、少ないか
(価値があることを前提に)
その価値をキープ(管理・維持)するにあたって
多額の負担を要するリスクが少ないかどうか精査します
価値は主観的、リスクは客観的
価値は自分が「良いなぁ」と思うあいまいな基準であり、人それぞれ、正解はない
なので、自分の中で良いと思えば、第三者に何と言われようと気にしなくて良いと思います
反面リスクについては、予想外の出費やトラブルに巻き込まれる可能性があるので、
不動産会社の重要事項説明や、マイホームや投資用不動産を実際に所有している家族、友人、知人からできるだけリアルな情報を得て、
そのリスクを背負ってでも、自分の中の価値が薄くならないか(「それでも欲しい!」という気持ちが萎えないか)再考した方が良いと思います
自分でできるリスク調査
基本的に、足を使った方が良いと思います
街の雰囲気(空気)
環境(公園の有無、緑の多さ)
子育てのしやすさ(教育施設の質)
スーパーマーケットの位置(商店街の有無)
駅までの距離(利用できる路線の確認)
Etc.
実際に現地に赴いて、肌で雰囲気を感じてみて下さい
状況(子育て世帯、新婚世帯、単身)によって求める要素は異なるので、
あなたの今、そして10年後のあなたを想像して、
あなたの求めている本当の価値を再確認した上で、それらを満たすことができているかどうかご自身で判断されることをお勧めします
その他のリスク調査(道路、上下水道、建築基準法、都市計画、条例、災害情報など)はある程度の経験が必要なので、不動産会社の重要事項説明をよく聞き、分からない点は遠慮なく聞いて下さい
価格は相応か?
ここまで調べれた上で(多くのケースではここまで調べません)
価値について納得しているのであれば、次に精査すべき要素は価格
なんだかんだ言って、価格は重要
例えば、あなたは今りんごを1つ持っているとします
そしてあなたの周りに、そのりんごを欲しがっている人がいるとします
ある人は2つ欲しいと言います
ある人は1つ欲しいと言います
ある人は半分(0.5)で良いと言います
あなたは誰にあげますか?
2つ欲しい人にあげるとすると、あなたはもう1つりんごを買わなければなりません
1つ欲しい人のあげるとすると、もう1つ買う必要はありませんが、あなたには何も残りません
半分欲しい人にあげるとすると、あげた人は喜び、そしてあなたもりんごを食べることができます
話を不動産に戻しますと
例えば、あなたは今2,000万円の自己資金があります
ある人は3,000万円で売りたいと言います
ある人は2,000万円で売りたいと言います
ある人は1,500万円で良いと言います
3,000万円で買うと、あなたは1,000万円の借入が必要になります
2,000万円で買うと、借金は必要ありませんが、お金は手元に残りません
1,500万円で買うと、不動産は手に入り、500万円手元資金を残すことができます
例え同じ不動産であっても、その価格によって
あなたの将来設計に大きな影響を及ぼします
それでも価値は変わりませんか
最初にあなたが思い描いた価値
リスク調査を経てあなたが感じた価値
価格を精査して今あなたが思っている価値
1~3の価値に変化がないようであれば、
購入を見送る理由はありません、自信を持って購入して良いと思います
私は欲張りな不動産屋なので
最後の3の段階で、価値に変化がないどころか、価値が上がってしまう不動産(=市場価格より安価な不動産)だけ狙っています(笑)
そんな物件、めったに出会うことはできないですけどね
今この記事を上げている理由
実は、これから購入を検討している不動産を見に行こうと思っています
車で行こうと思っていたのですけど、記事内で「足を使った方が良い」と自分で言っているので、「はっ」と自戒したところで、電車と徒歩で行こうと思っています
あなたは、なぜ不動産を買おうとしているのですか?
その不動産は本当に必要ですか?
その不動産はあなたを幸せにしてくれますか?
その不動産は将来にわたってあなた、あなたの家族に明るい未来を描く資産になり得ますか?
そんなことを問い続けながら、
誰もが、自分にとって一番ハッピーな不動産を購入できるお手伝いをしていければと思っています
皆さん良い、一日を!
おまけ
この記事を書いた後、すぐに現地視察に行きました
様子を動画にまとめてみましたので、ご興味ある方はぜひ覗いてみて下さい♪
https://www.canva.com/design/DAFBwQpqLNM/watch
(URLをクリックすると、動画をご覧いただけます)
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