オルビス・完全食おにぎりブランド『COCOMOGU(ココモグ)』の強みとは?
オルビスとは?
オルビスは2023年度の売上:428億円(前期比+11.6%)、営業利益:63.4億円(前期比+30.7%)と、POLA・ORBISホールディングスの中でも稼ぎ頭のブランド。
オルビスは同グループの中ではミドル向けで展開しており、5000円以下で購入できる化粧品を主力にしています。
POLA・ORBISホールディングスの中長期計画であるVISION2029では「連結売上高 3,000億円」を達成するための方針として「新価値を創出し、事業の領域を拡張」を挙げています。
オルビスの成長戦略の1つとしては、化粧品に頼らない肌を美しくする領域における商材拡張を目指しています。
2023年10月、オルビスが冷凍惣菜事業に参入。
食を通じた『スマートエイジング®』(自分らしく美しい年齢を重ねていくこと)の実現をコンセプトに、冷凍デリ「INNER COLOR DELI」をスーパー・一部オンラインで販売しました。
冷凍惣菜(ボルシチ、ラタトゥイユ、タブレ、ミートグラタン、ホットグリーンサラダ)を、U.S.M.H.傘下の食品スーパー「マルエツ」、「カスミ」、「マックスバリュ関東」で販売しています。1食・864円(税込)なので、なかなか強気の価格設定です。
そんな食を通じた「スマートエイジング®」第二弾が「完全食おにぎりブランド『COCOMOGU(ココモグ)』です。
オルビス・完全食おにぎりブランド『COCOMOGU(ココモグ)』とは?
『COCOMOGU』は冷凍完全食おにぎりのD2Cサブスクブランドです。
「完全食」はオルビス独自の定義であり、1食で必要な栄養素を満たせる完全栄養食とは異なります。
オルビス完全食の定義は以下3つの要素からなっており、天然素材から栄養素が摂取できる理想的な食事を指してるモノと考えられます。
酸化防止剤や香料等の添加物を使用しない
素材の良さをそのまま活かす
完全栄養食のように手軽に栄養バランスを整えれる
補足すると、日清食品の完全メシのように食品添加物ビタミンなどの栄養素を添加してるわけではなく、天然由来で栄養価の高い素材から作られた食べ物がオルビス完全食といえます。
従来からの完全栄養食をさらにアップデートしたいという想いを込められたbeyond完全栄養食が、完全食のコンセプトですね。
共働き世代の増加を背景に冷凍食品がトレンドになりつつあり、COCOMOGUのターゲットは共働き世代(30代)と考えられます。
販路は自社通販での定期購入となっており、1食(おにぎり2個)650円前後です。
さて、COCOMOGUの概要をお伝えしたところで、プロダクトの強みをみていきましょう。
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