フェムケアサプリ王者「大塚製薬・エクエル」ってなぜすごい?
フェムケアサプリ王者「大塚製薬・エクエル」。
2014年発売当時、「40代以降のゆらぎ世代女性健康」というのは目新しいコンセプトでした。
10年経った今では「フェムケアサプリ」として定着しつつありますが、そこに至る過程が非常に面白かったので記事にしました。
まずは、フェムケア市場を整理しよう
フェムケア市場を整理して行く中で、エクエルのポジショニングを整理していきます。
フェムケアとは具体的な言葉に変換してみると、女性の月経、妊娠・不妊、更年期といった女性特有の不調を解決するサービス・モノを指します。
これまでタブー視され、プライベートな問題とされてきた女性の健康問題に対し、社会全体が向き合っていこうという世の中のトレンドです。
矢野経済研究所によると2022年のフェムケア&フェムテック市場規模は695億100万円と推定しています。
現在普及しているサービスは、専門家相談、健康管理、簡易検査キット、医療支援、その他(卵子凍結、避妊ピル配達サービス等)と非常に多岐に渡します。
フェムテック・フェムケア市場は大別すると3つの分野に分かれます。
1:月経分野:PMS、月経に関する症状の治療・緩和に伴うパフォーマンス低下を改善
2:妊娠・不妊分野:不妊治療の負荷軽減、生殖補助医療の生産性向上などがあります。
3:更年期分野:更年期に伴う症状の治療・改善に伴うパフォーマンス改善
その中で一番経済効果が大きいのが1.3兆円/年を占めるのが「更年期分野」と試算されてます。
更年期分野のソリューションは大きく2つあります。
・専門家に相談/サポート
・サプリメント
専門家への相談、サプリのどちらかで解決というよりは、両方を使ってセルフケアすることが推奨されています。
ここで面白いのが薬ではなく、サプリがソリューションの基本になってる点ですね。
サプリで更年期の症状を軽減・解消することで、毎日が過ごしやすくなるのが期待できます。
さて、どれくらいの女性が更年期に悩んでるのでしょうか?
症状に程度はありますが更年期症状の自覚がある人は約半数となっています。
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