森永製菓・空腹マネジメントドリンク「inタンサン」の強みとは?
森永・空腹マネジメントドリンク「inタンサン」は、飲むと胃液と反応してゼリー化する炭酸飲料。
お腹が空いている時に飲むと胃酸のpHに応答してお腹が膨らむので、間食を我慢できたり、食事を食べ過ぎるのを防ぐ事を期待したプロダクトです。
「仕事でイライラしてるとついつい間食してしまう」。そんな時に「inタンサン」を飲むことで、お腹が膨れて余分な間食をせずに済みます。
また、間食をして血糖値が上がると仕事中に眠くなったりするため、空腹感をコントロールすることは仕事のパフォーマンス向上、健康管理にも役に立つ事を期待して開発したそうです。
森永製菓はおやつを作る会社なのに、おやつを食べないようにするプロダクトを作るのは面白いですね。
むしろ、「おやつの時間に食べれる、健康的な食品を開発したい」という思いを持って「inタンサン」を開発したのかもしれません。
そんな新規性の高い「inタンサン」ですが2024年、SNSで話題になりヒットの兆しです。Amazonで販売していますが、入荷しては即売切をずっと繰り返しています。
SNSの声をみていると、開発時に想定した「仕事中の間食を防ぐ」という人はあまりおらず、食事を食べ過ぎるのを防ぐダイエット目的が多いようです。
日本経済新聞によると、2023年にテスト販売をコンビニで行いましたが販売はイマイチでしたが、アンケートのユーザー評価が非常に高かったとそう。
その結果を受けて商品コンセプトや特徴を伝えやすいAmazonで販売する事になりました。
コンビニで販売する場合、全国に配下しないといけないため、新規性が高いプロダクトだと生産量の予測が立てにくく、大量在庫をかかえるリスクがあります。
森永製菓としては新規性の高い商品のためAmazonで販売し、認知を広げることに注力し、売上が見込める段階で店頭などの販路を検討していくのでしょう。
そんな森永製菓・inタンサンのずっと前に、大正製薬が同じコンセプトの製品「コバラサポート」を販売していたのはご存知でしょうか?
終売してしまった同製品と比較しながら、inタンサンの強みを浮き彫りにしていきましょう。
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