息抜き

ここ一週間で学んだこと(自分の記録用みたいなもの)

・神経伝達による軸索の発達
・痛みのメカニズム
・生体内イメージング(特にMRI)
・人の筋肉運動の詳細
・オートファジー
・植物における発光イメージング
・bacterial bio-luminescence system

この中で、一番面白かった内容に関してちょろっとまとめます。

人の筋肉運動のメカニズムが一番面白かったです。
面白かったポイントは、ミオシンとアクチンによる筋肉収縮は熱ゆらぎを利用していたことです。
自分はアクチンとミオシンの滑りに関してざっくりした理解しかなく、ATPの加水分解によって発生するエネルギーでミオシン頭部がアクチンを滑っていると思っていたところ、その過程はかなり巧妙に仕組まれていました。

まず、この滑りは1ステップではなく2~5回のサブステップで行われている。この原因を熱ゆらぎであると推測された。しかし、熱力学第2法則より、ランダム状態から規則的な状態には自発的にはなり得ないので、ミオシンが進みたい方向だけに進むことは出来ないはず。それでは、どうやってミオシンは熱ゆらぎを利用して進みたい方向に進んでいるのか?

これは、ミオシン頭部が進行方向とは逆の方向に進みそうになるとアクチンと固く結合することで、逆方向へ進むのを防いでいる。そして、ATPのエネルギーはこの結合を乖離させるのに使われている。つまり、エントロピーを減少させるのに使われている。

ざっとまとめるとこうなるが、実は筋肉のエネルギー効率にも話は及んで、筋肉のエネルギー効率が60%という高い数値を示す理由もきれいに説明されていたが、もうめんどくさくなってきたので、割愛します。

これらの内容から、生体内のエネルギー利用の効率の良さの理由が少し垣間見ることができた。シンプルに面白かった。

来週は、最近止まってるプログラミングの勉強もやりたいな。

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