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より実質的な肉体解放価値観の普及に向けて - 蘭茶みすみ第5次肉体廃止行動方針

 第5次目標は、存在維持と、人類普遍な価値観としての肉体廃止を進める。蘭茶みすみはバーチャル発信者として、物理的・社会的に肉体に囚われない状態で、現代技術で最大限実現できる自由を享受し、個人の尊厳が尊重された新世代の価値観の形成と発展、普及促進を図ることを目的に活動している。「肉体廃止思想」のある程度の影響力拡大が見られたため、興味を喚起するために用いていた従来のSF創作をはじめとした刺激の強い婉曲表現を脱却。事実から発展させて率直な表現で価値観の醸成を図る、より公共性の高い方向性での活動を進める。

 今後は、さまざまなバーチャル発信者とのコラボやイベント参加、法人との関係強化を進めていく。また、自分からも企画を進め、バーチャル存在を維持したままの積極的な社会参画や「空から日本を見る会」のようなVRの活用事例を開拓する。実体験に基づき、肉体からの解放という観点から、率直な表現での発信に務める。また、より哲学的に洗練された価値観にするため、自身は概念や議論の提起、場作りに徹する。思想信条に関わらず、人類にとって普遍的で自由な価値観として肉体廃止を進めるため、誤解を生み、対立を喚起させる可能性のある刺激が強い表現は敬遠する。

 具体的には、実体験や自身を用いた人体実験をもとに考察し、文章や動画、配信などで発信を続けていく。新規性・公共性のある企画の場合は、積極性にプレスリリースを打ち、メディア露出の機会を増やす。過去の活動の総まとめとしての文章資料を書籍化、頒布し、「存在の自由」に関する本格的な考察も行う。初期活動を終わらせることになった精神的な逼迫感を防ぐため、セルフプロデュースを維持したまま、無理のない範囲で思いのままに行動する。価値観を共有する法人との強い連携が実現した場合は、徹底してマスコットに務め、イベントのアンバサダーや文化的・人道的目標の提示と実行。平和的・理性的・建設的に意見を表明し、より人類の融和と進歩を目指す。同時にVTuberとして本格的な活動に復帰する。

 自身のキャラクター性は、確かな価値観に基づいてありのままを受け入れ、知性に基づいて実際に行動する状態を目指す。崩壊しないようキャパシティを越えて膨張せず、出来る限り自然な状態で存在を維持する。表面的には清楚で普遍的な存在でありながらも、隠しきれない過去のアンダーグラウンド感を醸し出すことで深みを持たせる。刺激の強いキャラクターの歴史は否定せず、挑戦的な姿勢は引き継ぎ、一般的なVTuberがカバーできない領域をカバーする。信条は婉曲的な皮肉ではなく自身の行動と存在で示す。かわいいを徹底する。

 2018年の第1次方針は、バーチャル存在としての蘭茶三角を、現実への侵略という形でSF的な存在として確立。第2次方針によりインターネットの世界から消滅し、伝説へと昇華させた。2019年の第3次方針では自身のフリー素材化により概念化した。2020年の第4次方針で一般的なVR生活を送ることで、生活感と実在感を会得した。これを応用し、肉体廃止社会実現に向けてのより具体的な方針を固めた。

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