1位づくりが、経営の中心
実践対象を明確にしておくのが経営だ。ランチェスター経営にはハッキリした答えが用意されている。市場占有率。「占有率1位」が最も強い。
1位は「市場競争における強さ」を示す。と同時に、「利益体質における強さ」でもある。費用を使わず、お客の連鎖でお客が増えていく。また、「顧客との関係性の強さ、信頼」でもあるし、意思統一がされやすく「社内体質の強さ」にもなる。1位こそ強さの証なのだ。
売上拡大も魅力的だが、その前に「強さの指標」を掲げるべきだ。念のため、「大きくて強い」が一番いいが、「大きくて弱い」が一番悪い。
中小零細企業は、まず、「小さくても強い」経営、「規模にあった1位づくり」を目指してもらいたい。その後に「大きくて強い」道も拓ける。