ランサーズ決算振り返りと株価推移
こんにちは、ランサーズIR担当泉です。
年内にお届けするnoteは今回が最後となります。来年もどうぞよろしくお願いします。
決算振り返りは重複する部分がございますが、改めて思い出していただけましたら幸いです。
株価推移については、よく投資家の皆様から聞かれるポイントを図示しております。
1.ランサーズ決算振り返り(2023年3月期)
改めて今期の決算ハイライトです。
当社の決算をまだ今期ご覧になっていない方向けとなっております。
今期の方針(①②)から2Q決算まで振り返り(③)と、今期の注目ポイント(④)を記載しております。
①今期の方針
全社:4Q単体黒字化と来期以降の継続黒字に向けて収益性を改善をはかる
事業:マーケットプレイス事業とエージェント事業の2事業体制で成長確度を上げ、マネージドサービス事業は完全撤退。
②各事業の方針
マーケットプレイス事業方針
マーケティング投資により新規クライアント数の拡大
プロダクト投資により利用者数と単価を向上
付加価値向上によるテイクレートを改善
エージェント事業方針
組織拡大による流通総額の拡大
新たな領域への職種拡大し付加価値の向上
システム投資も行い1人あたり生産性の向上
③2Q決算の振り返り
全社:流通総額と売上総利益は順調に進捗、営業損失も1Qで底を打ち、予想より損失を縮小し△1億円着地
予想進捗:流通総額43% 売上総利益42%
マーケットプレイス事業:流通総額46% 売上総利益46%
エージェント事業:流通総額39% 売上総利益36%
全社(2Q単体)
全社流通総額2,834百万円(撤退事業除くYoY+28%)
全社売上総利益557百万円(撤退事業除くYoY+45%)
セグメント(2Q単体):
マーケットプレイス事業:売上総利益357百万円(YoY+21%)
エージェント事業:売上総利益202百万円(YoY+119%)
④注目ポイント
6月に株式会社ワークスタイルラボを買収し、新たな領域であるコンサルティング領域に参入
point:上流過程から参入し、新規クライアント獲得とクライアント利用額の向上を目指す
エージェント事業の組織拡大と1人あたり売上総利益の拡大により、下期尻上がりの計画
point:撤退事業から人員を再配置し、その人員の営業戦力化により売上総利益を拡大へ
プロダクト施策を強化し、クライアント利用促進と利用金額が向上、10月より手数料も改定
point:クライアント満足度向上の機能実装などにより付加価値向上のテイクレート改善へ
販管費の効率化により売上総利益販管費率は低減。下期もさらなる販管費の適正化を目指す
point:撤退事業の費用は年度末に向けて低減。組織体制の適正化による人員抑制も実行
4Q黒字化に向けて順調に進捗。来期は通期黒字化へ
上記を主軸に計画を実行してまいります。
2.上場以来の株価推移
ご参考までに投資家の皆様からよく聞かれる株価推移のポイントを記載しております。
改めて、上場以来の株価推移を見ますと、市場との対話の重要性を痛感させられる局面もあったと考えており、今後はより対話をしていくことで期待値ギャップをなくし、適正な株価形成を目指します。
3.まとめ
改めて、今期の決算ハイライトは以下の通りです。
今期は、収益性の高い2事業体制にシフトし、4Q単体の黒字化を目指します。
黒字化に向け、全社の販管費を見直し、売上総利益販管費率を低減します。
マーケットプレイス事業は、クライアントの利用を促進し、利用金額向上の施策を強化します。
エージェント事業は、ワークスタイルラボ社を買収し、新たにコンサルティング領域に参入し、また組織拡大を行い1人あたり売上総利益を前年比以上にすることによって流通総額を拡大していきます。
上場以来の株価推移については、「市場との対話の重要さ」を痛感し、少しでも投資家・株主の皆様が理解しやすいIR活動を今後も推進してまいります。
いかがでしたでしょうか。本記事で今年は最後となります。
2023年もランサーズIRチームをどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお過ごしください!