ヴェルディのオペラ「アイーダ」の衣装選び体験談
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私は趣味で10年以上声楽を学んでいます。
音楽教室で音大卒の先生について、歌曲やオペラのアリアを週に1回レッスンしてもらい、半年に一度の音楽教室の発表会に出演して観客の前で歌います。
歌を習い始めたころは会社で働いていたので、なかなか練習の時間が取れませんでしたが、1年ほど前に定年となり、趣味の時間がたくさん持てるようになりました。最近は歌うことにますます力が入っています。
昨年のアンサンブル発表会で、念願だったヴェルディのオペラ「アイーダ」の第4幕をテノールの助演の方と歌いました。
私の役はエジプト王女、アムネリス。
王女役は初めてだったので、衣装選びはとても悩みました。
発表会の舞台はピアノが一台あるだけなので、クレオパトラのようなエジプト風の衣装では浮いてしまいます。
そこで王女の風格を出しながらも舞台で違和感のでないロングドレスを選ぼうと決めました。
光沢のある濃いグリーンのロングドレスを選びパニエは大きめのボリューム感のあるものにしました。
パニエというのはドレスの下に履くペチコートのようなものでドレスをふっくらと膨らませて品のあるスタイルにするためのものです。ま
たこれがあると、歩くときにドレスを踏まないようにすることができます。
これだけでは少し物足りない気がしたので、ドレスの上から黒のショールを羽織ることにしました。
ショールと言ってもただのショールではなく、襟元にキラキラ光る大きめの真珠のようなビーズがちりばめられていて、裾の方は黒の模様が透けて見えるショールです。
これで髪の短い私でもゴージャス感がでるようになりました。
見に来てくれていた友人や観客の方からは、歌も良かったしドレスも楽しめたとお褒めの言葉を頂きとても嬉しかったです。
次の発表会でもまたゴージャスなドレスを着たいと思っています。
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