語り継がれた福音(母の日礼拝)
聖書 テモテへの手紙第二3章14〜17節
5月8日(日)の筑西キリスト教会の礼拝は「母の日ファミリー野外礼拝」ということで茨城県西総合公園で行われます。本文は当日の説教の要旨となっています。
今日は「母の日」ですが、皆さんは誰かに感謝の気持ちを伝えるということを普段しているでしょうか?
日常生活の中で、文句やクレームのことばを聞くことはたまにありますが、感謝のことばを聞くことがないのは残念なことです。
今日は母の日ということを利用して、みなさんの父や母、大切な家族に感謝の気持ちをことばで表してみてはいかがでしょうか。
今日はテモテという人を紹介したいと思います。
テモテはまだ20歳前後の青年だったころ、教会の指導者パウロに選ばれて、一緒に福音を世界に伝える働きをはじめました。彼はこの働きの中で小アジアの諸教会の基礎を作り、指導者となっていきました。
彼の成長を導いたのは、先輩のパウロであり、彼の家族でした。
苦しみの中、テモテはいつもそのような愛する人々の教えを思い出し、力を得ることができたのです。
聖書はクリスチャンは誠実に生きていこうとする時、多くの試練や迫害にあることを告げています。
クリスチャンとして生きていきたい、イエスさまを愛して従っていこうと思う時、きっとそれに反対する出来事があると思います。
そのようなときはぜひ、思い出していただきたいのです。
あなたを愛し、あなたに聖書を教えてくれた人がいたことを。神があなたに聖書を伝え、信仰へと導いてくれたということを、今もこのみことばを聞いていることそのものが神の祝福と恵みによるということを。
パウロは手紙によって若き伝道者テモテを励ましました。
暮らしの中で起こる試練や問題に悩む時、
「学んでで確信したところにとどまっていなさい。」と。
あなたに聖書を教え、導いてくれた人たちがいたでしょう?
彼らはあなたの信頼する人でしょう?
そのような人々から学び、教えられたことから離れてしまわないでとどまっていなさいと。
テモテは幼い頃から聖書に親しんできました。パウロもそのことを認めています。
このことからも、彼が幼いころから祖母や母から聖書を教えられていたことがわかります。それは、健全な教えでした。
聖書のことばは、いのちのことばです。
「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きる。」(申命記8:3)とあるとおりです。
聖書は私達の魂を生かします。
また、心、魂が健全ならば体もまた健全に生きます。
私達は愛する者を本当に生かそうと懸命に努力します。
親は懸命に子どもを養い、教育し、成長へと導きます。
同様に、いのちのみことばを知る者は、愛する人々にそれを語り継ぎます。
その生き方を通して、周りの人々、自分の家族、子どもたちを導きます。
親が神を恐れ、神を愛し、信仰をもって従うとき、子どもたちもまたその姿を見て神に従います。
それゆえ、子どもたちは愛を持って自分に「いのちのみことば」を教え、導いてくれた親たちを敬います。
ここに健全な循環があります。
しかし、親もまた完璧ではありません。
完璧ではないからこそ、そのような不完全な者を命をかけて愛してくれるイエスを知っているという強さがあります。
キリストの十字架によって与えられた罪の赦し、永遠のいのち、神の愛を心に刻み、真実に生きようとする姿は親が子どもたちに示せる真実な姿です。
誰一人として例外なく、生きている限り、様々な困難に会い、右往左往します。
しかし、そのようなときでも、十字架と復活の主イエスをみあげて、神に信頼して生きることができます。
このいのちのみことばを知るなら、信じましょう。
そして、語り継ぎましょう。
弱さを抱えながらも私達を導いてくれた親たちに感謝を現しましょう。
そして、神に感謝をささげましょう。
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