ミッドサマーを観たので感想と考察を書き殴る

割とTwitterでよく名前を聞いていたミッドサマー、映画観たい期間に入ったので消化。主観でぶん殴るタイプの感想と考察とネタバレ。

まず観終わった後の第一感想として、「なんなのだ、これは」です。次いで来たのは「映画館で観なくて良かったかもしれない」かな。

LALALANDの次に観たのは余計にダメだったかもしれない。感想が複雑化しているのは知っていたけど、「ホラーカテゴリらしいからそうでもないだろう」と思ってたら変な殴られ方して、訳が分からなくなったので筆を取りました。

あれはホラーというカテゴライズでいいのか!?というのは、結局見ても考えても拭えなかったので、これから書き殴ることで昇華させたいと思います。

結論から言うと、観ている間も「この辺りはオマージュやらインスパイアで出来てるのかな」という描写が多かったので、さほど気にはならなかった。というか、他の人よりは後味を引き摺らずに済んでいると思う。アニメとか漫画とかゲームが好きなら、多少は聞いたことある話題もあるのではなかろうか。有名どころで上げるなら、「巨人」というワードのくだりはピンとくる人が多そう。へえー、そうなんだ!って思いながら観てたけど、何処かで聞いたことある話だったような気もする。結局その伏線というか、描写は特に何も起こらなかったけど…。

さて、そろそろ本編に入るわけですが。
まず本編前半の描写、あれは結局何なんだろう…。炎というところに観点を置くなら、最後とリンクしないわけでもない。というか、無知だとそう繋げるくらいしかないので、その辺はあまり深く考えなくてもいいのかも知れない。とは言え、焼死に関しては何か意味があるような気もしないので、書き終わり次第調べてみる予定。

序盤のあれこれが指し示すところは結局わからなかったので、何となしに理解し始めたのは中盤くらいからだろうか…。却って中盤なんかは非常に分かりやすくて、「こういう文化が世界の何処かにはあるのかも知れない」というテーマっぽいものが分かりやすくて良かった。遠からず近からずな表現をすることで、身近に起こりうるかも知れないホラーとして良かったと思う。

細かいところを掘り下げると、視聴したのは字幕版だったのだけれど、オーバーな号泣表現にもちゃんと意味があったんだと思う。同調圧力をかけることで不気味な雰囲気が際立ってた。吹き替え版だとちょっと意味が違ってしまったかも知れないので、初見はやはり字幕が楽しいなという個人的な感想と拘り。

ダニーが最後に見せた笑顔でふと思ったのは、作中で一番の笑顔だったのではないだろうか、です。家族を失って、恋人とも上手く行かず、悩み続けた末にあの場所で「家族」として持て囃されることで、承認欲求が満たされたのではないかなと思います。楽しみも苦しみも共有してくれる人間が出来たというのは、彼女にとって大きい出来事だったのかも。

そこにクリスチャンという存在が噛んでくるわけだが、逆にこっちはどうしたかったのかあまりよく分からなかったので、「翻弄される人」のイメージがついた。なんだかんだ、ダニーの事は愛していたのかなと思う。思いやりはあったし。

細かなところで色々考えるものはあったけど、一応ホラーなんだろうな、これ、と思った。生々しいという感情より先に、気味が悪いが最後まで先行してたのは凄いと思うので、なんだかんだめちゃくちゃ楽しんだ。一度は観てもいいと思う、元気な時に。二度観るかと言われると、それはちょっと分からない、そんな感じ。

次はミストに挑戦しようと思います。こっちの方がやばいね。終わり。

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