意外なところからの意外な話
追い詰められながらチミチミとDTMに取り組んでいるのですが、作曲自体はわりと長いことやってきています。
そのほとんどがご依頼いただいて、バレエの発表会の創作モノの音楽とか、紙芝居や絵本の読み聞かせのBGMとかです。
私自身が作曲て生きていく!という心意気も覚悟もなかったので、曲を作る人を探してると聞けば「私やろうか?」と軽い感じで話を受けていました。
そのため報酬もいただきましたが、本当にお心遣い程度でした。
でも私には充分でしたし、申し訳ない気持ちさえありました。
そこまでやっていながら、私は作曲をする人ではないと思い込んできました。
でも少しずつ、少しずつ、大きな話をいただけるようになったのです。
社歌、店内BGM、お遊戯の曲、HPにつける曲…
そしてなんと劇伴まで!
(著作権や守秘義務などで表に出せない作品ばかりなのですが…)
毎回プレッシャーから吐き気をもよおしそうになりながら(ごめんなさい🙏)、なんやかんや人に助けてもらいながらやって来ました。
本当にこの未熟者に手を貸してくださって有り難い限りです。
大変失礼な話ですが、それでも私が作曲を仕事にするなんて、という気持ちは拭いきれずにいました。
それが作曲は私の仕事です、と言えるように方向転換したのはある方からこう言われてです。
「あなたの仕事は作曲です。
吐き気をもよおすほどプレッシャーがかかるのは、作曲に向き合っているからです。
これだけ向き合っている人が作曲家でなければ、どういう人が作曲家だと言えるのですか?
あなたが自分を作曲家でないと言うのは傲慢です。」
頬をバッシーン!と往復ビンタもらったような衝撃でした。
そうか…傲慢なんだ
たしかに、お仕事をいただいて、人に助けてもらっていながら
「私…作曲家じゃありません…全然できてないし…」
なんて言うのは傲慢です。
お仕事振ってくれた人、助けてくれた人たちに失礼です。
全然できてないのはDTMの操作で、それは勉強していけばいい。
曲は良いから使ってもらっている。
状況が整理できたことで急に目の前が明るくなったように感じました。
まだまだDTMとは思うように仲良くなれていませんが、ダメだとは思っていません。
きっと少しずつ仲良くなっていけると信じて、今宵もDTMです。