だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ〜スタッフつれづれnote❽
こーんにーちわー!
NHK BSプレミアム「だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ」スタッフの橋立です。
このドラマは、時代小説の名手として知られる山本周五郎短編小説を、朗読を交えながら構成した1話完結の30分番組です。
朗読は、アニメ「進撃の巨人」のエレン役でも知られる声優の梶裕貴さん!
大変ご好評いただき、この度、第2弾の放送が決定しました!
今回も珠玉の短編小説8タイトルを10回に分けてお届けします。
2022年2月3日よる7時からスタートしますので、ぜひご覧ください。
さて、このつれづれnoteでは、山本周五郎作品を原作にした映画を勝手にご紹介します。
題して「みんな観たほうがいい 山本周五郎原作映画」
きっとだれかにおすすめしたくなるホロっといい映画ばかりです。
3日に一度くらいのペースで投稿していきますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは8本目いってみましょう!
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さぶ(2002年/配給:キネマ旬報社/121分)
(概要)
人気作「さぶ」を原作にした、三池崇史監督作品。
名古屋テレビ40周年記念のテレビ放映版と劇場版があります。
劇場版ではテレビ放映でカットされたシーンを追加し、エンドロールも変更されています。
栄二に藤原竜也、さぶは妻夫木聡。
その他に、田畑智子、吹石一恵、沢田研二などが出演しています。
(あらすじ)
表具屋の若い職人、栄二とさぶ。
栄二は腕もよく、まわりからも有望株として将来を期待されていた。
一方、さぶはのろまで、仕事も遅く、お荷物扱いされている。
しかし、栄二はさぶの優しい性格と丁寧な糊づくりの仕事を買っており、さぶは頼り甲斐のある栄二を慕っていた。
2人は分かち難い友情で結ばれ、いつか一緒に店を持とうと約束していた。そんな矢先…。
得意先の大店「綿文」で盗難騒ぎが起こる。
容疑者にあがったのはなんと栄二。
それもそのはず、盗まれたはずの金襴は栄二の道具箱から見つかった。
無罪を主張する栄二だったが、証拠が上がっては誰も信用してくれない。
その結果、栄二は人足寄場に送られ、人間不信に陥ってしまう。
さぶは甲斐甲斐しくも栄二を何度も訪ねるが、人を信じることのできなくなった栄二はふさぎ込み、さぶの面会を拒絶する。
果たして2人の友情はどうなってしまうのか…?そして、栄二を陥れた真犯人とは…!?
(感想)
山本周五郎の青春ブロマンス。
窮地に立たされ、何度も栄二とさぶの関係は壊れかけます。
しかし、二人は互いを思い合い、人生の壁を乗り越えようとします。
主演のお二人はもちろんですが、岡安喜兵衛(沢田研二)がとてもいいです。
二人を見守る岡安の大人の目線が、彼も若かった頃、さぶと栄二のような友情を経験していたんじゃないかと匂わせてくれます。
どうなる栄二!?どうするさぶ…!?と最後まで目が離せないサスペンスフルな作りになっています。
そして、意外な真犯人とは…!?
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次回は「みんな観たほうがいい 山本周五郎原作映画」最終回、「ちいさこべ」が原作のあの作品をご紹介します!
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