歳をとるということ
私が若い頃に数学について教えてくださった恩師とも言える方がいる。
確かにあの時の私のとっては数学についてとても興味深くわかりやすいお話をしてくださった。
今何歳になっておられるのかは知らないけれど、恩師がテーマに公教育に対してぶつけていた不満が同じ熱量で今尚続いていることに驚き、そして人間の限界、衰えを感じずにはいられなかった。
そもそも、数学者、数学教師として邁進しておられる、と信じているが何故にそんなに公教育に楯突くのだろうか。
歳を重ねていくことで、理不尽に対する怒り、が信念に、変わりいつの間にか唯一無二の真理に変貌していた。教育現場も変わっている。社会情勢も変わっている。私自身も日々時代の流れに取り残されているなぁと感じつつも、後からではあるが少なくとも立ち止まらず歩んでいるつもりである。
なかなかアップデート出来ずに驚くことは、本当に多い。私と夫の3年ほどの年齢差でさえ感じる時があるのだから今をいきる、これからをつくる若者たちとは考え方が違って当たり前だし、
自分が若かった頃、親ゆ先生の話が長いなーおもんないなー。と思っていたあの感覚を忘れない様にしたい。