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気仙沼大島/亀山編

さて今回は気仙沼大島にある亀山についてお話しよう。

亀山とは

気仙沼大島にある山である。
昔はフェリーの船着場からすぐのところに亀山リフト乗り場があり、これで途中のレストハウス脇にて降りそこからさらにリフトに乗り亀山の山頂の展望台まで登っていけたものだ。

ところが東日本大震災時の山火事にて焼失してしまい、老朽化も重なりそのまま無くなってしまった。
しかし最近亀山にモノレール(斜行エレベーター)を設置するための整備が始まったというのだ。
筆者が最後に亀山に登ったのは2023年11月なので、ここでは当時の散策思い出話をしていくことにする。

駐車場から徒歩で登る

そう、2023年11月時点では
有料駐車場(500円)に停めて
そこから徒歩もしくは駐車場からレストハウスまでのシャトルバスに乗るという2つの手段で登ることができた。
徒歩といっても道路を登っていくか、駐車場から繋がっている登り口から急な階段を登ることになるが筆者は毎回後者だった。

駐車場から徒歩で登る場合の登り口
進んでいくと急な階段Σ(・ω・ノ)ノ

この登り口は昔からあったのか震災後できたものか筆者はわからないが、ゼーゼー息を切らしながら登った。もちろん次の日は筋肉痛だ。

そこそこ登ったところから休憩がてら撮った1枚。
写真左下には筆者が車を停めた駐車場が見える

さあ、やっとここら辺でレストハウス付近に出るのだが写真が無い。(笑)
震災前までは食堂兼休憩所のような存在だったがその後は観光案内やカフェ、お土産販売所といった使い方をしていたようだ。
残念ながら筆者が登る時は毎回営業時間外だったようで営業しているところを見たことがない。

レストハウスから亀山展望台

レストハウスから山頂に登る途中の北方向
昔、ここの展望台に
望遠鏡のようなものがあったような…

展望台から亀山テラス

またまた写真が無くて申し訳ないのだが
展望台から亀山展望台の間に涙の松由来碑愛宕神社というものがある。
涙の松:これは天災による悲しい過去について綴られているので足を運んだ際にはぜひ読んでみてほしい。
愛宕神社:とても小さな神社で道も細く舗装されていないので足元に気をつけて歩くように。

さて、涙の松と愛宕神社を過ぎると
亀山テラスが見えてきました

余談

筆者が小学校4年生だった2005年の夏
夏休みに気仙沼へ帰り亀山に遊びに行った時のことだ。
昔は亀山展望台に100円入れると使える望遠鏡があったのだが、そこに手を伸ばした瞬間、展望台がガタガタいいだしたのだ。
そうだ、地震だった。
ところが揺れはどんどん強くなり、
海は雷のようにゴゴゴゴゴと鳴っていた。

その時どうやって船着場まで降りたのか、津波はあったのか全く覚えていないが幸い1〜2時間でフェリーに乗って無事に戻ることが出来た。

あの地震でも恐怖で心臓が喉から出そうなくらいバクバクしていたのに東日本大震災のことを想像すると、現地の皆のことを考えると、何も言葉が出てこない。
筆者の弱さと、甚大な被害を受けたにも関わらず一生懸命復興に携わってきた方々の偉大さを改めて実感した。

冒頭で述べたモノレール(斜行エレベーター)導入が実現した時には、また昔のように祖父を連れて亀山からの景色を見に行こうと思う。

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