4人体制になってからはや半年
2023年9月23日、[大切なお知らせ]さんと学歴の暴力とのツーマンライブ、そして翌9月24日になつぴなつさんの生誕祭イベントが開催された。メンバーの都合がつかなかった等の事情により、ここ最近は4人全員揃ってのイベントが少なかった中で、久しぶりに2日連続で全員揃ったライブとなった。
前回記事を書いてから約半年、しばらくレポ(というか長文)を書くことからは離れていたが、今回久々に色々と書きたいことが表出してきたので書いてみたいと思う。
※以下、学歴の暴力=「がくぼ」
※できるだけ事実に則って記載していますが、基本的には全部自分の感想です。
2023年9月23日 ツーマンライブ
今までワンマンや対バンライブは経験してきたが、ツーマンライブというのは初めてだったので、どんな感じになるのか参加するまでは想像がつかなかった。
普段の対バンライブとは異なり、がくぼ目当てのお客さん割合が高いので、声出し時のまとまり具合はかなり高かったと感じた。一方で、[大切なお知らせ]さんの曲も一緒に楽しむことができた。
ライブの合間には、クイズ、心理テスト、大喜利の企画が実施された。特に心理テストや大喜利では各メンバーの特色が回答に大きく表れていてとても面白かった。
ネタかガチかはさておき、特定の層にクリーンヒットして大炎上しそうな回答を敢えてぶっこむなつぴさん
「アイドルらしさ」を傍に置いて本音で切り込むあろちゃん
真剣に考えてしまうせいで中々回答が出ず、頑張って回答を捻り出すあずきさん
正統派且つ優しさも見せる大喜利で会場を沸かせるかーりー
企画が進んでいくうちに、「大喜利ならぬ『大斬り』で自分らしさを貫くなつあろ」と、「真正面からしっかり問いに向き合うあずかり」の対照的な2グループが自然発生していた。各人の性格については普段のライブ等の様子から色々と予測していたし何となく掴んでいたが、今回の企画がその答え合わせになっているみたいでとても興味深いなと感じた。
ライブ終盤には、「学歴の暴力」を2グループ合同で披露してくれた。自分はトイレに行っていたせいで最初出遅れた。
また、今回のライブはメディアの取材が入っていた。記事用の写真撮影など取材の様子を間近で見ることができたのもいい経験になった。記事がどんな感じになるのか楽しみである。
初めてツーマンライブに行ってみて、まさにワンマンと対バンライブのある意味「いいとこ取り」ができるお得なイベントだと感じた。ちょっと悔いとして残っているのは、がくぼチェキ待機の間に時間が迫り[大切なお知らせ]さんに挨拶し損ねたことである。また機会があればお会いしたい。
2023年9月24日 なつぴなつ生誕祭
やはり生誕祭というだけあってか、普段お見かけしないお客さんがとても多い。なにより女性割合がとても高いように感じられた。
カンパBOXからいただいたトレカには「田中圭←左右対称」と書かれていた。ぱっと見くだらないのだが、東大卒が言うのであれば何か意味があるのかもしれないしないのかもしれない。(小泉進次郎)
がくぼだけでなく、今までなつぴさんと関わりのあったアイドルさんの曲も聴くことができ、"なつぴなつの歴史"を垣間見ることができるイベントだった。
なつぴさんソロの出番では、いわゆる"前世"にあたる曲も披露され、また「令和東大合戦」という暴力マシマシ替え歌も披露された。フルかと思ったらショートver.だったので、コールを間違えてしまった。これはいつかフルでも聴きたい。
最後にはメンバーからなつぴさんへのプレゼント渡し、お手紙読み上げもあった。時間が押していたのでお手紙はショートver.の披露だった。とあるメンバーから発せられた、なつぴさんへの愛の重さが気になるので、これもフルver.のものが聞きたい聞かせてくれ。
また、今回の生誕祭の前には重大発表があるような匂わせがあった。2022年11月のワンマンライブのときの実績があったので神経をとがらせていたが、杞憂に終わってほっとした。
今回のイベントでは複数のアイドルさんが出演されたが、アイドルさんが入れ替わるたびに最前列の譲り合いができていてよかったと思う。また観測範囲ではあるが厄介オタクもおらず、会場内が荒れることも無くて安心した。
とにもかくにも、当日のためにお金も時間もかけて準備してこられたのは本当に大変だったと思う。そして生誕祭当日はつつがなくイベントが終わって本当に良かった。お疲れ様でした。
半年前に感じたことの振り返り
あろちゃん&かーりーが加入した当時に列記した、4人体制となったばかりのがくぼを観た段階で既に結実しつつあると記載した内容について、半年後の目線で振り返っていきたい。
①メンバー増によるインパクトの増大
当時は、あくまでパフォーマンスそのものの見た目だけから感じた内容として記載していた。現在は当時よりも活動の多角化が進んでいることにより、パフォーマンス以外の様々なベクトルで強化がなされていると感じる。具体的には以下が挙げられる。
ツイキャス等LIVE配信アプリでの活動
→アイドル現場以外の場の活用を通した、宣伝力強化あずきさんの「あずさんぽ」や、あろちゃんの演劇など各メンバーのソロイベント
→各メンバーの趣味嗜好を前面に出した、活動力強化
上記で挙げた内容はすべてメンバー個人単位での活動である。
今までであればまず「がくぼ」という枠組みがあり、その中で個人が活動することがメインであったが、それはまず「がくぼ」を多くの人に知ってもらう必要があったためであると考えられる。
アイドル活動やメディア出演を通してある程度認知度を得られたため、メンバー個人でそれぞれの趣味や強みを前面に押し出した活動でもインパクトを与えられるようになってきているのだと思われる。
そして各メンバーが得られたものをがくぼに持ち帰ることにより、「がくぼというグループ」と「各メンバー」双方が高め合える相乗効果を生み出していると考えられる。
②東京での活動に伴う固定客獲得
こちらに関しては、(名古屋・東京ともに)アイドル活動そのものによる固定客獲得は当時である程度形になっていると思っている。裏を返せば、アイドル活動そのもの以外による固定客獲得が必要になってくるのではないかと思うが、一部内容については既に成果が出つつある。
例えば、学歴ビームを学位記で防ぐ「定番芸」の確立である。当初はとある1人の周回オタクが始めたことだったのだが、徐々に他のオタクに広まっていき、現在ではスタンダード化するに至った。8月6日のイベント&取材で学歴ビームがフィーチャーされた効果も大きかったと思う。これらにより、興味を持ってくれたお客さんの増加および定番芸のさらなる強化に繋がったと考えられる。
(8月6日のイベントは正直自分も行きたかった)
新たに思ったこと
上記とは別に、この記事を書いていて思ったこと考えたことを書いて締めくくりたい。
①現場が荒れにくい
1年半ほど現場に通っている自分からすると見慣れた光景なので、普段あまり意識してこなかった。しかし客観的にみると、確かに悪い意味で変なことをするオタクや、場を引っ掻き回すオタクがおらず、厄介によって荒れることがそんなにないなと気づいた。
これについては、以下2点が関係していると思っている。
コロナ禍(2021年)のデビュー
→当初からずっと声出し禁止だったので、厄介オタクが育ちにくい土壌にあった
そして声出し解禁されてからも前々からいるオタクが盛り上げていけるので、変に荒れることのない現場となる(ただし、そのオタクが厄介に変貌することがないように気を付けていく必要はある)(経歴面で)客層が偏っている
→説明不要、厄介が入り込む余地がない
すごい人がちょくちょくお客さんの中にいて自分も圧倒されることがしばしば
②今後の新曲への期待
2023年7月に、あろちゃん作詞の「ななついろ流星群」が発表された。新メンバーが携わった初めての曲である。
正直に言えば、この曲に対する私のファーストインプレッションは「一般的なアイドル路線に近い曲調で、がくぼっぽくない感じだな」というものであった。
しかし、曲を聴いていくうちに「何者でもなくて」「望んだものはこの手になくて」という歌詞から、ああこれがあろちゃんからのメッセージであり、これって「高学歴ならではの苦悩を込めてぶつける」というがくぼのテーマとも通ずるものがあるんじゃないか、ということに気が付いた。
曲が進むにつれて徐々に前向きになっていく歌詞を、明るめの曲調に載せて届けたかったのかなと思う。
音楽的、情緒的なことを書くのは得意ではないので抽象的にしか書けない&解釈がそもそも間違っている可能性もある。しかし、楽曲にメッセージを込めてぶつけるスタイルが魅力だと思っているので、これからもこのスタイルは貫いていってほしいというのが私の率直な気持ちである。
これからの新曲、特に同じ新メンバーであるかーりーが新曲を作ったらどんな感じになるのかも気になる。
今回のnoteは、イベントのレポと過去の振り返りが中心だったが、書いていくうちに、今まで意識してこなかったことなど新たな発見に気づくことができた。今後も、機会(とやる気)があればこういった振り返りをして自分の中にある思いの棚卸しをしていきたい。