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EEL更新版 2020.1リリース
EELの最新版を1月8日にリリースしました。
下記からダウンロードできます。
今回のバージョンアップは新しく6つのコンポーネントを追加しました。
①SS7 コンバータ
EEL_Sample6(SS7).ghはSS7コンバータの例題です。SS7コンバータは単独のコンポーネントで格子グリッド(不定形でもよい)、柱、梁、ブレースの線分データを入力してSS7用のモデリングデータを作成します。(ユニオンシステムさんには許可を得て、開発しております)
SS7起動時に新規作成、CSVデータ新規作成でCSVデータをインポートできます。(意外と知らない人が多いようです)
GHで作成したデータをSS7へコンバートすることができています。(WIPにつき、部材符号等は今後開発する予定です)
整形であれば、SS7で直接の方がよいとは思いますが、軸振れの多い建物の場合はかなり早くモデリングができます。
ただ、ちょっとGHでパラメトリックにつくるモデリング方法にはコツが必要です。このサンプルファイルは任意のカーブをX通り、Y通り毎に(原点に近い方から)選択し、インタラクションコンポーネントを使って交点検出し、そこから交点同士を直線で結ぶ作業をしています。
柱梁ブレースはこの交点を使ってパラメトリックモデルとしています。(階数、階高などなど)もちろんこのグリッドライン自体もパラメトリックにつくるのもよいですが、あくまでも格子グリッドを変形させるという考えで作成してください(一貫系のソフトは格子グリッドがないと解析できないため)
慣れない方はまずはこのghファイルをテンプレとして慣れてみてください。グリッドは必ずZ=0で作成する必要があること、全体的にm単位で作成することに注意してください。
昨日のボーダーレスワーキングで使ったSS7コンバータ動画。
— Naoto (@lambda0319) December 6, 2019
EELの新機能として2020年1月にリリースしようと思います。
(たぶん)1分もあれば任意グリッドの建物モデル化ができます pic.twitter.com/dpJxAymbYO
②各種配筋表示(柱、梁、スラブ)
EEL Sampe5(配筋)では配筋表示のサンプルプログラムです。
EELの断面リストであるSection.csvに配筋情報を持たせ、EELのAssembleのRenderラジオボダンをONにすると配筋が表示されます。配筋データは結構重いので時間がかかることがあります。
単独の線分にパラメータを入力して表示することも可能です。Utilityに追加した3つのコンポーネントがこれにあたります。入力数が多いので、間違えないように注意してください。パラメトリックに検討したい場合は良いかもしれません
スラブも同様に表示可能でシングル配筋、ダブル配筋の切り替えが可能です。(今のところ長方形平面のみに対応しています)
線織面のHPシェルなら配筋表示は可能です。
EELでスラブ配筋。平板→HPシェル。
— Naoto (@lambda0319) December 2, 2019
新機能として追加しておきます。
ここからのRhinoInsideでRevitへ。
(できるはず)#EEL#Grasshopper3d pic.twitter.com/eL7juUhcsU
ベイクしてfbxに出力すればVR配筋検査にもいけます。
VR配筋検査にいってきた。
— Naoto (@lambda0319) December 11, 2019
これは楽しい。。。
データを動かせたり、つかめたりしたらもっといいなぁ。#EEL#twinmotion pic.twitter.com/HS6LgSSwo8
定着、鉄筋干渉、接合部はまだできてませんので、今後開発を進めて対応していく予定です。
③床荷重出力
Midasに変換する際、床荷重の入力コンポーネントがありますが、これも少し改良しています。Solverではまだ解析できませんがMidasの方には小梁を含む荷重配置が可能となっています。AssembleのLoadで表示できます。
④出力
Outputボタンを押すと、mgtだけでなくs7i(SNAP) やstbもすべて出力されるようになっています。それぞれまだ不十分な部分もありますがぜひお試しください。
⑤重複点、線分削除
重複している点や線分を削除するコンポーンネントを追加しました。karambaのものと内容はほとんど同じですがEEL内の機能として追加しました。
いかがでしたでしょうか。
今回のリリースではSS7コンバータが目玉ですが、どのコンポーネントもまだ開発途中の部分がありますので何かフィードバックいただけると開発者としてはうれしいです。一貫計算ソフトも繋がりだすとEELの利用も増えそうな気がしています。是非お試しください
今回の試用版は2020年3月31日までとなります。