紆余曲折な人生だからこその耀き：モザイクカケラ×SunSet Swish
本記事を手に取っていただき、誠にありがとうございます。
らむです。
今日は夕方に軽く散歩に出かけました。疲れが溜まっているような気がする時でも、私はなるべく一日に一度は少しでも負担のかからない程度に体を動かすことにしています。
仕事などの長時間にわたる同じ作業をしていると、どうしても体が凝ったりしてしまう気がして。健康面に加えて、一日の流れに緩急をつけたり、メリハリを持たせる目的も含めて、あえて運動を取り入れています。
その結果、良いリフレッシュになって、新たな気持ちでこのnoteを綴る時間を過ごすことができています。
桃色の逆さ雲に見惚れてしまい、
押し寄せる波の存在を忘れ……
足元を思いきり濡らしました。
昨日に引き続き、今日も好きな音楽の紹介へ。SunSet Swishの「モザイクカケラ」について、自分の観点なども織り交ぜ、綴っていきます。
「モザイクカケラ」は、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ（以下、コードギアス）」のエンディングで流れていました。コードギアスは、私にとってものすごくハマったアニメでした。
主人公のルルーシュが、ギアス（特殊能力と引き換えに交わす契約のようなもの）を授けられる序盤から心を掴まされて、これからどういった反逆、復讐が行われるのか、そしてどのようにして最後を迎えるのか……展開がこんなにも気になるアニメは他にあるのだろうか、と思えるくらい見応えのあるアニメだったのを覚えています。
採用されている楽曲もどれも素敵でして……今回は、コードギアスの中で一番好きな「モザイクカケラ」を紹介させていただきますが、また別の楽曲もぜひ紹介できればと考えています。
ちなみに「モザイクカケラ」を歌われているSunSet Swishの楽曲を紹介するのは、今回で２回目となります。前回は、「マイペース」という曲を紹介させていただきました。もしご興味がありましたら、以下のリンクから確認ができるので、手に取っていただけたら、大変嬉しいです。
「モザイクカケラ」は、何と言ってもまずはメロディがとっても美しいです。少し切ないけれど、優しさも感じられるような雰囲気があります。歌声も高い中に、柔らかさもあり、聴いていて心地の良さを感じられます。
そして、歌詞がとっても心を動かされます。人生で経験する様々な出来事をモザイクに例えています。私は教会に見られる色鮮やかなステンドグラスのような断片に、自分のこれまでの人生で経験した、各時点の様々なハイライトがキラキラと光って見える。そのような光景をイメージさせられます。まさに人生はそのようなものだなって感じられて、しみじみとさせられます。
また、コードギアスの主人公ルルーシュが目的のために犯し積み重ねていく罪、それにより引き受けることになる罰、その結果、新たに拓かれる世界など……様々なアニメのシーンがよみがえってきてグッとさせられます。アニメの世界観ともとてもマッチしていて、エンディングのシーンで毎回胸を打たれる。それほど魅力的な曲だなと感じています。
私はこの曲を聴くと、これまでの人生を振り返るスイッチが入る気がしています。
貧しさを隠すため、普通を装うことに大半を費やした高校生までの青年期。
人生を切り拓くため、遅れても大学へ行くことを決意したフリーターの時期。
負から正へと、人の一生に大きく影響を与えられる医療業界に魅力を感じ、就職して奮闘した若手時代。
新たなチャレンジとして、無形商材を取り扱うIT業界に転職し、目まぐるしく働いた日々。
これまでの経験を活かして、自分の人生をさらに輝かせようとしている現在。
様々なピリオドを思い浮かべては、
ああしとけばよかったかな…
あの道を選んでおけば良かったかな……
あの選択のまま進んだ方がベターだったんじゃないのか………
そんなふうに過去を悔やんだり、悩んだりするようなこともあります。
でも。
今の私は、寸分違わずこれまでの道を進んできたからこそ、存在しているのであって、少しでも違う選択をしていたら、全然違っていたかもしれない。
それにこれまでの人生が紆余曲折なものだったからこそ。それを経験してきた今の私だからこそ、放つことのできる光の輝きがあるのではないか。
私はこの曲が、そんなふうに前向きに自分の人生を振り返り、捉えなおす思いにさせてくれる気がするのです。
今日も波打ち際を歩きながら、自分の人生を振り返り、現在地点を確認して、また一歩踏み出すために考えを巡らせる機会をくれました。
これまでの人生を振り返り、これからどのように光り輝けるのか。そんなことを考えるときにぴったしの曲だなと私は思っています。聴いてみると素敵な時間を過ごせるかもしれません。
「モザイクカケラ」は、仮に人生が紆余曲折なものだったとしても。それを経験してきたからこそ今の私がいるのだと前向きに思わせてくれる、私にとって大切な一曲です。